今日はMPL、RLMでプロが使うデッキの中で最も使用率が高かったナヤアドベンチャーについて。
サンプルレシピはハビエル・ドミンゲスさんのものです。
白の理由はスカルドの決戦ですね。
第1章は追放枚数が1枚減り、土地の追加セット権が無くなった僻境への脱出。
コストの軽いカード、特に出来事との相性が良く、アドバンテージを稼げます。
第2章、第3章は呪文を唱えるたびに自分のクリーチャーに+1/+1カウンターを置ける能力で、特に第2章では追放したカードをまだ使える為にガンガン能力を誘発させる事ができます。
アドバンテージと戦線強化を一手に担う強力な英雄譚であり、登場直後から様々なデッキで幅広い活躍をしています。
相性がいいカードとして群れの番人が採用されています。
出来事の安全への導きは各種パーマネントをインスタントタイミングで戻すことができ、除去されそうになったパーマネントを戻すだけでなく、土地として置いた呪文の回収や、英雄譚を回収することができます。
特に英雄譚は第3章の誘発にスタックして撃つことで、第3章の効果を得ながら生け贄前に回収することができ、非常に相性がいいです。
当事者カードなのでエッジウォールの亭主でドローできることも評価が高いです。
ミッドレンジの宿命として、アグロには強力ですが、代わりにコントロールには弱くなってしまっています。
現環境にはスゥルタイ根本原理が存在し、白単や赤単などアグロデッキの隆盛によって一時期からは数を減らしましたが、それでもまだまだ無視はできない存在です。
ナヤアドベンチャーにとって幸運だったのはそれがタップアウト型のボードコントロール寄りだったことです。
全体除去や大型呪文を撃った隙をついて黄金架のドラゴンが登場し、速攻で勝負を決めます。
単体で4/4飛行速攻と強力なカードですが、攻撃と呪文の対象になるたびに宝物を生成し、そこから2マナ捻出できる効果を持っています。
バットリでも能力が誘発し再び2マナ出ることを活かして、このデッキでは憤激開放で強力な一撃を叩き込みます。
インスタントタイミングの除去から守るためのセジーリの防護とダメ押しのカズールの憤怒も採用されており、気を抜いたら相手を倒せる凶悪なデッキに仕上がっています。
安全への導きで回収できることをお忘れなく。
例えば(1)(白)(白)あれば安全への導き→セジーリの防護まで使うことができます。
加えてこれらのカードはそれ専用という訳でもなく、例えば恋煩いの野獣に向けて憤激開放を撃つことで、10点パンチを叩きこめます。
柔軟に行きましょう。
非常に強力なこのデッキがどのような結果を見せるのか注目のデッキです!
ではでは!