今日はこちら。
とにかくド派手な根本原理サイクルの1枚。
豪快なパーマネント展開を行う。
マナコストやパーマネントタイプに一切の制限がなくパーマネントを展開でき、出せなかった(出さなかった)カードも全て手札に来るため、確実に1:5交換が可能。
しかし効果の不安定性には一部不安があり、ひどいと土地5枚と言う可能性もある。
とはいえ効果は根本原理の中でもかなり強力である。
WotCもそれを知ってか再利用を防ぐために使用後追放する効果をつけている。
登場直後はジェスカイルーカの隆盛により全く日の目を見なかったものの、裏切りの工作員を犠牲にデッキを葬り去ると、ティムールエレメンタルで細々と使われるようになった。
発現する浅瀬や乱動の座、オムナスを筆頭に強力な誘発能力を持つティムール・エレメンタルでは撃てないこともなく、得られた莫大なアドバンテージで相手を粉砕できた。
特に基本セット2021で峰の恐怖が追加されたことでフィニッシュ手段も手に入れ、その破壊力は非常に高いものとなっていた。
ローテ後、数々のエレメンタルを失った代わりに新たに水蓮のコブラや乱動の座、オムナスが登場。
例え土地が5枚出ても上陸で得たマナから別の呪文を撃てる相性の良さにより、4色オムナスをトップメタの座に君臨させている。
一方でその重さや撃つ=確定で勝ちとならないこと、デッキが高速でなくなってしまう事から、僻境への脱出のみでアドバンテージが足りるとして数を減らしたり、全く採用しないデッキも出て来ている。
ダブルシンボル以上のカードがデッキからなくなるため、湧き出る泉、ジェガンサを相棒に採用できるようになることもその動きを後押ししている。
ただこのカードの爆発力はやはり尋常ではなく、単純に考えても5ドローのカードであり、追加の土地セットや踏み倒しを考えればあまりにも安すぎるといっていい。
このカードを使う為にわざわざデッキを増やし、空を放浪するもの、ヨーリオンを相棒にする型も登場している。
どうせデッキがなくなってしまうのであれば、タッサの信託者を入れるのはどうだろうか。
発生の根本原理は例えパーマネントとして出せるカードであっても出す効果は強制ではない。
途中で来た信託者を手札に隠し、デッキがほとんど削れた後で出せば効果で勝利することができる。
これも根本原理の柔軟さがなせる業である。
補足。パーマネント・カードを出す効果は、裏面にしておくことを許容していない。
よってスペル土地を戦場に出したり、両面土地の裏面を出すことはできない。
WotCのマイブームデッキトップからただで出す系はこれからも続々と出ることだろう。ではでは!