来週初めにスタンダードの禁止改定が行われるらしいので、その予想をします。
まず現状のトップについて。
言うまでもなくこれは4色オムナスです。
水蓮のコブラや創造の座、オムナスから繰り出される圧倒的な展開力は他のデッキの追随を許してはいません。
(あくまで展開力だけの話です。
勝率でいえば4色オムナスは赤系アグロに負け越しています。
)
MTGGoldfishによれば4色オムナスの使用率は32.4%で、十分支配的であるといえます。
私自身は創造の座、オムナス自体が禁止されるとは思っていません。
上陸効果による4点回復や(R)(G)(W)(U)を加える効果は確かに強力なものですが、その色拘束は余りにも厳しく通常であれば現状のように安定して着地させることは不可能です。
この圧倒的な支配の裏には、その召喚を容易にするマナ基盤の盤石さがあります。
また王冠泥棒、オーコ同様最新弾の顔とも言えるカードを発売直後に禁止するとは思えません。
私は水蓮のコブラこそが禁止されるべきだと思っています。
上陸のたびに好きな色マナを生み出すその爆発力こそこのデッキの真髄であり、想像の座、オムナスの色拘束を容易に突破する鍵となっています。
僻境への脱出や発生の根本原理から二発目へとつなげるためにはどうしてもこのカードが必要であり、このカードが禁止されれば創造の座、オムナスの強さはその出しにくさに見合ったものとして適切なものになると予想します。
現スタンダードには多色土地があふれかえっており、今後新たに追加されることで再び創造の座、オムナスが注目される、あるいはまったくの不十分でそのまま活躍し続けるという可能性は捨てきれませんが、水蓮のコブラ禁止が最も有力な禁止候補だと思っています。
現状のトップが4色オムナス、2番手がスゥルタイミッドレンジとなっている為、遂に自然の怒りのタイタン、ウーロも禁止されるかもしれません。
(2番手はしばしばティムールクローバーと入れ替わります。
が、そのティムールクローバーでも時々使われることがあります。)
自然の怒りのタイタン、ウーロは回復、ドロー、ランプ、フィニッシャーと4拍子揃った強力すぎるカードで、現在のスタンダード環境においてランプ戦略やコントロール戦略を強力にしている根本的な原因でもあります。
全環境末期のスゥルタイコントロール一強環境の要因も半分くらいはこのカードにあるかもしれません。
(ローテ落ちしていったカード達が強力すぎるのも確かです。
しかし、最も大きな要因はやはりウーロでしょう。)
その力はヴィンテージを除くあらゆる使用可能なフォーマットで通用しており、このカードの圧倒的なカードパワーがうかがえます。
とはいえ4色オムナスがこのカードに深く依存しているかと言われるとそうではなく、このカードの単体禁止はないと思います。
それによりアグロ、特に赤系アグロの使用率が上がり、4色オムナスの使用率が下がる可能性はありますが、賭けるには余りにも危険すぎます。
創造の座、オムナスにも回復ありますし。
4色オムナス、ティムールクローバー共通のアドバンテージ確保手段である僻境への脱出を抜くのは一見正しい選択肢に見えるかもしれません。
創造の座、オムナスの上陸効果と相性が良く、浮いたマナでそのまま他の呪文を唱えられるとあって、非常に強力な効果です。
おそらくティムールクローバーは壊滅的な被害を受けると思います。
ですが、こちらも4色オムナスの根幹ではなく、発生の根本原理がある以上禁止したところで4色オムナスが止まるとは考えにくいです。
やはり禁止するにしても同時に何かしらのパーツが消えると思います。
その発生の根本原理ですが、これ撃たれたら負けってマナコスト見て下さい。
こんなマナコスト払われたら普通負けませんか?
この環境の抱える最大の問題はやはりマナがあまりにも沸いてしまうことであり、その問題の元凶はやはり水蓮のコブラなのです。
仮に発生の根本原理が禁止される場合、同時に僻境への脱出も禁止されると思います。
この場合の4色オムナスがどうなるかと言うのは若干見たい気がしなくもありませんが、大抵は新しいマナの消費先を見つけて生き残るでしょう。
例えば精霊龍、ウギン、あるいは帰還した王、ケンリスですね。
というわけで個人的予想は水蓮のコブラのみの禁止です。
アイコンをまた変える可能性が出てきました。
コロコロ変えるのよくないんですが…。
僕としたことが一つ忘れていました。
禁止解禁と言う可能性もありましたね!
では現状の禁止カードを見てみましょう!
上2枚がワンチャンあるでしょうか…騎兵落ちたしそこまで暴れられなさそう。
下2枚は絶対無理。
特にむかしむかしは4色オムナスの安定性を上げてしまうので、弁明の余地がない。ではでは!