今日はこちら。
英語名Giant Killerは主にスポーツなどで明らかに格上の相手を倒した者のことを指す。
日本ではジャイアントキリングの方が一般的か。
去年ラグビーで当時世界ランキング9位の日本が2位のアイルランドを破ったのは記憶に新しい。
出来事面は1マナ軽い大物潰し。
単体で見ても上位互換なのは大物潰し側に問題がある。
パワー4以上しか狙えない為腐る可能性もあるが、対象が取れれば効率のいい除去。
クリーチャー面は1マナ軽い検問官。
単体で見ても上位互換なのは検問官に問題がある。
こうやって見ると最近のパックのカード確かに弱いですね…。
というか農民より弱い兵士ってお前普段何やってんだ。
(検問官について少し。
イコリアのドラフトだと変容のせいで戦力が1体に集中しがちな為結構強い。
人間の為変容できないものの、代わりに人間シナジーが受けられるため白黒人間とかでそこそこ活躍する見た目以上に強いカード。)
対象に制限がない代わりに起動コストが2マナと重く、下位互換が存在するからと言ってじゃあ強いかと言われるとまあ微妙。
勿論タッパーとしての仕事は最低限する。最低限はするが。
創造の座、オムナスが強すぎてティムールクローバーがタッチし出した結果、デッキに入るようになった出来事クリーチャー。
オムナスの他パワー4以上のクリーチャーは大量に環境にいるため、そこまで対象に困らない。
ただし出てこない相手だと本当に出てこない。
環境にいるデッキだと青系のデッキ特にディミーアローグが対象が少ない。
そういった相手だとなかなか役に立たないことが多く、ウィッシュボードの枠を削り、神秘の論争と交換されることが多い。
また幸運のクローバーで複数コピーされた結果、対象が足りずに本体が不適切になって落ちることは多い。
クリーチャー面はやや力不足だが1マナの出来事クリーチャーと言うのが強く、エッジウォールの亭主で2ターン目からドローすることができる。
まあ2ターン目とかまだほとんどデッキわからないだろうし、1アド稼ぎたいなら出来事温存した方が大抵よさそう。
1/2というスタッツは1/1相手のブロッカーとして優秀なものの、恋煩いの野獣の攻撃宣言は解除できないので微妙なところ。
言っても仕方ないのだが。
モチーフはジャックと豆の木。
あらすじとしては牛を売りに行ったジャックが、途中で出会った老人の持っていた魔法の豆と勝手に交換してしまう。
起こった母親が庭に豆を捨ててしまったが、それは翌朝巨木に成長。
ジャックが登ると雲の上の巨人の城にたどり着く。
そこから1回目は金貨を盗み出し、2度目は金の卵を産むガチョウ、3度目はハープを盗み出そうとしたところで、巨人に気付かれてしまう。
急いで木を降りるジャック。追いかけて木を降りる巨人。
ジャックは一番下まで降りたところで、大木を切り倒し巨人の殺害に成功する、という話。
この巨人描写としては、空の上に住んでいたこともあり、ジャック以外の人間を襲った形跡がないんだよなあ…。
泥棒を追いかけるのは当たり前だし殺意があったかどうかすら微妙。
少なくとも盗難と殺人を犯しているこの不良少年が、今なお読み継がれる童話の主人公であるというのは現代における大きな謎である。
イラストは殺人事件の決定的瞬間。
テレビだとモザイク処理がされるはず。
ちなみにショーケース版は事件直後。
全体的に白く警察の現場検証写真のような雰囲気が漂う。
既存のデッキでは採用が見送られてきたカードだが、ここにきて一気に日の目を浴びることとなった。
定番カード相手に枠を奪うジャイアントキリングなるか?ではでは!