今日のカードはこちら。
大体こうやって二回以上取り上げられるカードは悪いやつです。
創造の座、オムナスは登場以降常に環境トップを走り続けてきました。
その強さはスタンダードに収まらず、ヒストリック、パイオニア、モダン、レガシー、そしてヴィンテージにまで顔をのぞかせています。
なぜそこまで強いのでしょうか。
最も強力な点は2度目の上陸時の4マナを加える能力です。
寓話の小道や僻境への脱出と言った単体でも強いカードと一緒に使うことでフリースペルと化してしまいます。
これらのカードはスタンダードで今までも普通に使われていたカード達です。
4マナでこれを出してこれらを出すことでオムナスは0マナ1ドロー4ゲイン4/4となります。最強ですね。
またスタンダードのマナベースは余りにも強力でオムナスは多くの場合で土地4枚から出せるようになります。
これにはトライオームの存在が大きく影響しています。
勿論水蓮のコブラや肥沃な足跡と言った強力なランプカードもその安定感を保証しています。
オムナスと対面したアグロデッキは倒すのが1ターン遅れるごとに勝利から4点引き離されます。
これは非常に厳しいと言わざるを得ません。
仮に除去を撃ったとしても、多くの場合あなたはハンドアドバンテージで損をしていますし、仮に上陸を二回許してしまったのであればマナアドバンテージでも損をしていることになります。
最善の策は打ち消すことです。
しかし、あなたが青系コントロールを使用する場合、現在主流であるアドベンチャーが使用するエッジウォールの亭主や幸運のクローバーが生み出すアドバンテージが、あなたに苦しい戦いを強いることになります。
パイオニアではスタンダードでは禁止で環境から去った時を解す者、テフェリーと自然の怒りのタイタン、ウーロが健在です。
彼らは単体で色を足すきっかけとなったほど強力なカードであり、既に存在したバントランプに合流する形で、オムナスは自然と採用されるようになりました。
ローテ落ちのないパイオニアでは今後もこのパッケージがずっと使われている可能性が高いです。
これがモダン以下になればフェッチランドはより一般的な存在となります。
土地のセット権を残しながら出るオムナスは多くの場合フリースペルになるでしょう。
今日で発売後18日ですが、すでに禁止が確実視されている創造の座、オムナス。
王冠泥棒、オーコの49日を上回る可能性も十分あると思います。
ただそれまではアドベンチャーと共に戦いたいと思います。ではでは!
(追記)
本日スタンダード、ヒストリック、ブロールで禁止改定が行われるそうです。果たして…?