今日はこちら。
相棒条件はデッキの枚数が最小サイズより20枚多いこと。
リミテッドなら60枚、構築なら80枚、統率者およびブロールなら使用不可ということになる。
(もちろん普通にデッキにいれる場合は何も問題はありませんよ。
あくまで相棒として採用する場合のみです。)
公開前に相棒バレバレだし、サイド後に条件を満たさない方が難しい。
サイドボードは15枚以下とルールで決まっているからだ。
その為メイン80サイド15をメイン60サイド35とすることはできない。
ただし入れるカードの制限はない。
強いカードが引ける確率が少なくなってはいるが。
5マナ4/5飛行と基礎スタッツですでに大気の精霊を超えており、
本体性能はそこそこよい。
着地時に自分の土地でないパーマネントを好きなだけブリンクすることができる。
スタンダードには裏切り者の工作員をはじめ強力な着地誘発を持っているクリーチャーが多数存在しており、
盤面に与える影響はかなり大きい。
またクリーチャーに限定していないので、
英雄譚や忠誠度を回復できないプレインズウォーカーが存在しており、
そういったパーマネントたちともシナジーする。
そもそも青白の2色はコントロールに適した色であり、
青白コンの基本戦略である『1:1交換を繰り返した後、
ドロー呪文や全体除去でアドバンテージ差をつけて勝つ』の
後半部分を手札消費無しで強力なクリーチャーを出せる相棒というシステムが補ってしまい、
4/5飛行が着地するだけで勝ててしまう場合もある。
当然デッキはそれがさらなるアドバンテージを生むように設計されているだろう。
(もちろんこの前提には相手が相棒を採用していないという条件があり、
そして今の環境、特に下では成り立たないことも多い)
副次的なメリットとしてライブラリーアウトに少し強くなる。
いつもはあまり気にならないメリットだが、
今環境にはジャイルーダがいるので、そこまで馬鹿にできない。
まあそもそも殴り切られてしまう場合も結構あると思うが。
さてそれでは80枚デッキの場合、60枚と比較した時
どれくらいカードが引きづらくなるのか見てみよう。
1枚カードを引いたとき、
60枚デッキから4枚入れてあるカードを引く確率は1/15=0.067%。
一方で80枚デッキだとこれが1/20=0.05%となる。
毎ターンドローがあることを考えるとこの0.017%はそこそこ大きいのだが、
もしこのキーカードが1枚引けばよく、
普段は3枚しか入っていない場合だと、
60枚デッキで引ける確率は0.05%で、
これは80枚デッキに4枚入れた場合とちょうど同じになる。
コントロールデッキでは様々な脅威に的確な呪文を構えておきたいので、
散らして採用される場合も多く、
それらのカードを1枚ずつ増やせばそこまで使用感は変わらないだろう。
また同じ役割を果たせる5枚目のカードを入れた場合、
その5枚の内1枚を引ける確率は1/16=0.0625%となり、
これはほとんど普通のデッキに4枚入れた場合の確率に等しい。
例えば空の粉砕の5枚目として時の一掃など比較的代用が効く場合も多く、
この点も相棒使用を後押しする。
もちろん、4マナと5マナでは結構違うし、
テフェリーなど変えの効かないカードもある。
しかし、それ以上に相棒から得られるアドバンテージが大きく、
青白系コントロールは今後ヨーリオンを相棒として構築されるに違いない。
注意点としていつも以上にサイドの効果が薄い。
相棒に一枠食われているだけでなく、
デッキ枚数が80枚もあるのでサイドカードを引ける可能性が薄いのだ。
まあだからどうということもなく採用されるのだろうが。
ここで必殺コンボを一つ。
ヨーリオンを出して、自分のクリーチャーを全部追放した後、
全体除去を打つと自軍だけ全員無事に帰ってきます。
奴は犠牲となったのだ。さらばだ相棒。ではでは!
参考: