夢さらいの登場以降青白コントロールはその地位を確固たるものとして
環境のトップを走り続けている。
今日はそんな青白コントロールについて深く考える。
一般的な青白コントロールとはどのようなものであろうか。
青だけが持つ特性である打ち消しは基本的にすべての回答になりうる。
いかに優れた呪文であろうと解決されなければまったく効果を発揮しない。
しかし、一方で解決された呪文に対して全くの無力であるのもまた青の特性の一つ。
その為青は他の色と手を組み、パーマネント除去の手段を手に入れることになる。
多くの時期においてその相方は白だった。
白はリセットボタンの色であり、
場のクリーチャーを全て破壊する効果は白が圧倒的に多い。
加えて土地を除けばすべてのパーマネントに唯一触れられる色であり、
その意味でも青白コントロールは伝統ある由緒正しきデッキタイプである。
デカブツには打ち消し、
ならばと並べた所を全体除去。
これが従来の青白コンの姿である。
しかし、現在の青白コンはそのような体制を取っていない。
理由としてやはりあの男の存在が大きい。
時を解す者、テフェリー。
スタンダードからエターナルまで
幅広く活躍する彼はインスタントの価値を大きく損なわせる。
最も影響を受けたのは、
他ならぬ青白であろう。
彼の存在下ではカウンターは使えない。
インスタントタイミングで動けないなら
インスタントである必要がない。
ソーサリータイミングでしか動けない代わりに
強力な呪文を連打する事で、
相手を圧倒するタップアウトコントロールの形を取る。
夢さらいもそういったカードの一枚である。
飛行絆魂1ドロー呪禁、
能力もりもりのパワーカードだが、
全体除去とファッティに対しては無力となる。
ファッティであればエルズペス、死に打ち勝つで対処可能だが、
全体除去に対しては打ち消しでしか対処できない。
打ち消しを減らした為、
全体除去を止められない。
除去されるなら相手の除去より増やせばよい。
全体除去は多くて4、5枚。
であればエルズペス、死に打ち勝つ含め充分数は足りる。
ミラーを考える。
テフェリー、ナーセット、打ち勝つ、夢さらい。
打ち消しに対し圧倒的に脅威は多く、
先に対処できなくなった方が負けとなる。
つまり先に引いた方が有利で、
であればアプローチとして全てを4枚積むということが正解となる。
もちろんこれは一つの考え方であり、
後々否定されることもあるだろう。
しかし現状の環境では
これが最も正解に近いと考えている。
ではでは!