今日はこちらを用いたデッキについて数日考えたのでその結果を発表する。
まずこのカードについて。
このカードは呪文を打ち消す代わりに、そのコントローラーのデッキから同名以外のランダムな呪文を飛ばすという効果を持っている。
ここでランダムと言ったのは撃った時に1~3枚の切除が挟まるからであり、積み込みがほとんど不可能に近いからである。
今回議論するデッキはこのカードを自分の0マナのカードに撃ちこみ、そのデメリットで自分の強力なカードを撃つというデッキである。
メリットとして2ターン目に精神龍、ウギンや発生の根本原理と言った1枚でゲームを決定付けるカードが撃てる。
またコンボ始動が圧倒的に早く先行2ターン目であればほとんど妨害ができない。
先行2ターン目の動きを止めるにはスタンダード環境では強迫と唱え損ね、一枚岩の防衛の3枚が可能である。
しかし唱え損ねや一枚岩の防衛がデッキに入ることはほとんどなく、1ターン目の脅威はほとんど強迫のみと言っていいだろう。
後攻2ターン目であれば否認など対処法がぐっと増えるものの、どちらかと言えばサイド向きのカードが多く、BO1であればほとんど妨害されることはないだろう。
デメリットとしてマリガンが多い。
初手でティボルトの計略と0マナのカードを揃えたい都合上、マリガンの回数が他のデッキと比べて明らかに多くなってしまう。
一方で手札としては土地2、0マナ、ティボルトの計略の4枚さえあればよく、また素ではほとんど唱えられない呪文が大量に入っている為、手札が減る事自体にはそれほどデメリットがない。
また初撃を防がれた場合立て直すためにはもう一度引き直す必要があり、大抵はそのまま敗北してしまう。
踏み倒しが基本のデッキの為、厚かましい借り手の出来事によるバウンスですら窮地に追いやられてしまう。
BO3であればさらにサイドプランがないという問題が発生する。
デッキ全体がコンボパーツになっている為、15枚程度入れ替えても別のプランに切り替えることができない。
モダン以下では続唱を用いて引き裂かれし永劫、エムラクールを唱えるデッキがあり、これはタイタンシフトへ変化する。
しかしスタンダードやヒストリックでは固定パーツが多く、こういった芸当はできない。
さらなる研究が望まれる。
まずはこのデッキについて。
結論から言うと論外である。
このデッキの目下最大の敵はマリガンであり、これではマリガンのみでゲームが終わってしまう。
一応後攻であればティボルトの計略、0マナの2枚のみを残しても高確率で土地を引ける為、5回までマリガンができるが、それよりもマリガン率を改善した方がよい。
また成立しても3/7で失敗する為、当たりを詰めこんだ方がよいと思われる。
0マナを8枚詰め込み、初手に両方引き込む確率を最大まで上げる。
同時に土地に重いソーサリーを入れ、当たりも可能な限り増やす。
変わり樹の共生のヒット率に不安は残るものの、0マナのカードに当たるよりは非常に強力である。
ヒストリックでは思考囲いという最悪の回答が増える代わりに大当たりが2枚増える。
絶え間ない飢餓、ウラモグと全知だ。
さらにキープしやすくするために0マナをもう一種類追加した。
2T目に土地を追放してしまえば、10/10破壊不能に対処する手段はさらに限られてくる。
今日も楽しいMTGライフを!ではでは!
(2/3追記)
結局の所絶え間ない飢餓、ウラモグが強いのはその前後にカードがプレイされるからであって、それが一生に一度だけプレイされるカードであればなんとかなることも多かったりするわけです。
その為、後続が続く黄金架のドラゴンや虹色の橋の方が強かったりします。
これらのカードは5マナとゲームが長引いた際に出せる可能性がある他に、彩色の宇宙儀から出る可能性があります。
出現の根本原理の3種類目は二クス咲きの古きものです。
土地は2,3枚ですが3倍になれば精神龍、ウギンも届きます。
個人的には現時点最高のリストだと自負しております。
ただ厚かましい借り手やカウンターが増えてきたこともあり、しばらくは使わない方がいいかもしれません。ではでは!
(追記)
ヒスの方は庁舎の歩哨よりモックス・アンバー入れた方が強いです。
本質の散乱を避け、虹色の橋から出ず、樹の神、エシカがいるときにマナが出せます。
(2/4追記)
他の人のリストを使ったところ非常に強力で15-9しました。