今日はこちら。
エルドレインの王権で登場したXマナX/Xの蛇。
登場当時から細々と活躍していたが、ここにきて採用率が急激に伸びてきた。
おそらく今後も今以上に使われることになるだろう。
理由の一つ目は無色であること。
これは色を問わずすべてのデッキに入れられるということ以上に精神龍、ウギンのマイナス能力で焼かれないという点が大きい。
モダン現役のPWはやはり格が違った。
解禁直後から環境を定義するPWとして数々のデッキで結果を残している。
最大の特徴はパーマネントを根こそぎ追放していく全体除去。
これにより盤面が更地になり、一方的なゲーム展開が作りやすい。
しかし、この能力には避ける方法が二つ存在する。
一つは点数で見たマナコストが8以上であること。
そしてもう一つは無色であることだ。
石とぐろの海蛇は後者に属している。
欲を言えばX=4以上で使い、ウギンのプラス能力の射程からも外れておきたい。
二つ目は、プロテクション(多色)だ。
現在の環境には多色土地があふれており、結果として多くの多色呪文が環境を跋扈している。
石とぐろの海蛇はそれら多色呪文や多色パーマネントの能力の対象にならず、多色の発生源からのダメージを軽減し、多色クリーチャーによってブロックされない。
このプロテクション(多色)によって多くの呪文をすり抜ける。
うっかりすると対処法が全くないということもありうる。
他にも
・点数で見たマナコストが0のためエルズぺス、死に打ち勝つに引っかからない
・無色の為、霊気の疾風が引っかからない
・到達、トランプルが強い
等々活躍するいくつもの理由がある。
一つ気をつけたいのは、変容しないこと。
確かに+1/+1カウンター分サイズが大きいのだが、上記の無色でも点数で見たマナコストが0でもなくなるのが痛い。
もちろんそのまま勝てる場合はその限りではないが。
もちろん黙ってやられるわけにはいかないので対抗策も考える。
バントランプであれば、ガラスの棺がいいだろう。
例え破壊されても+1/+1カウンターが乗ってない状態で戻るので、後腐れなく処理できる。
何ならテフェリーで戻してもよい。
新しいカードが追加されることでカードの評価が大きく変わるのもまたカードゲームの面白いところ。
かつて使えなかったあのカードをもう一度考えてみよう。
ではでは!