ヒストリック・アンソロジー3のもう一枚の目玉。
10/10破壊不能というスタッツもさることながら、
最大の特徴は唱えた際のパーマネント2枚を追放する効果。
特に序盤に唱えることに成功したならば土地を二枚追放することで、
そのまま対処不可能となり勝利できてしまう。
また唱えた際なので本体が打ち消された場合でもちゃんと発動する。
代わりに踏み倒しでは発動しないのもカードデザインとしてはよい。
トランプルや飛行などの回避能力はないものの、
破壊不能なので接死とかも問題ないし、
殴るたびに相手の山札の上から20枚追放するという能力のおかげで、
数回殴ればライブラリーアウトで勝負がつく。
最大の弱点としてはその重さだが、
逆に言えばその重さに見合う強さと即効性があり打ち消されにくい除去のおかげで、
数々のランプデッキのゴールとして多くの結果を残している。
無色マナで出せるのでモダンの各種トロンやレガシーの12postでも活躍中。
前回の抹消者については環境の速度に追いつけず結果を残しづらいと述べたが、
こちらは除去が付いているので十分活躍できるはず。
まずは順当なマナ加速。
パイオニアで禁止されてしまった豊穣の力線もヒストリックでは使用可能。
これを使えばラノワールのエルフから2マナ出る。
マナ・コストを支払うことなく唱えられるカードを使えば、
踏み倒しながら追放効果が使える。
ちょうど当時のスタンダードで霊気地の脅威がやったみたいに。
が、ヒストリックで使えるのは下二枚。
確かに軽くなっているとはいえ5マナのカードの後に追加でマナを払う必要があるので、
これらを使うにもランプが必要。
追放除去を諦めればルーカやジャイルーダを始め様々な踏み倒しが可能。
なんならリアニメイトだってできる。
10/10破壊不能+αなのでそもそもその時点で解決札は絞られており、
対処できないという可能性も高い。
いずれにせよこちらは間違いなく無視できない存在だろう。
ヒストリックに挑む際はぜひ対処手段を忘れずに。ではでは!