これに当たる記事は以前書きました。
(https://rodasha.hatenablog.com/entry/2019/10/29/204455)
しかし、今日のパイオニアの禁止改定で
少し事情が変わりました。
先週までの緑信心及びサヒーリコンボのような
明らかに強いデッキはなかったので
僕は禁止はないと思っていました。
しかし、今週夏の帳が禁止されました。
夏の帳についての記事はこちら。
(https://rodasha.hatenablog.com/entry/2019/11/06/120000)
これにより少し事情が変わりました。
再度考えます。
予想は王冠泥棒、オーコのみ禁止です。
ウィザーズの理想とする環境は
アグロ、ミッドレンジ、コントロール、
コンボ含むその他に
どれも可能性がありこれらがどれも均一に使われる環境です。
現実に目を戻しましょう。
コントロールは相手とアドバンテージ差をつけ
相手のリソースが枯渇した後
悠々とフィニッシャーを出すデッキです。
アドバンテージについてはこちら。
(https://rodasha.hatenablog.com/entry/2019/11/11/120000)
死者の原野デッキは対策の難しい土地から
2/2のクリーチャーを永遠に作り続けます。
これはコントロール戦略に対してあまりに強く、
環境から締め出してしまいました。
また王冠泥棒、オーコはアグロ戦略に対して強力でした。
アグロは通常3/3の群れを超えられず、
食物がもたらす3点のライフは
アグロにとって致命的でした。
その為アグロも数を減らし、
環境はオーコと原野の2人だけに
なってしまいました。
(アグロはある程度存在しました。
死者の原野は序盤土地を伸ばすことに専念しなければならず、
それはアグロにとって最高です。)
ウィザーズはこの環境を悪く考え、
10/21に緊急改定という形で死者の原野を
禁止しました。
この時ウィザーズは信じていました。
死者の原野が消えたことで
コントロールが息を吹き返すことを。
現実は違いました。
王冠泥棒、オーコの強さはウィザーズの想定より
はるかに強く、
誰も世界を揺るがす者、ニッサとハイドロイド混成体に勝てませんでした。
そして悲劇が始まりました。
ミラー対策にサイドだった霊気の疾風がメインに入り、
より強力な対策札である害悪な掌握を積む為
色が足されました。
(オーコで鹿となった相手に使えたのも大きかったです。)
オーコの使用率は日に日に上がりましたが、
それでも緊急改定することはできません。
10/21がすでに緊急改定であり、一月の間に2回、
しかも事前告知なしの最新弾最高レアの禁止となれば、
批判は避けられません。
こうしてウィザーズは11/18の禁止改定を待つことにしました。
この判断が間違っていたかどうかは置いといて
果たしてオーコ使用率7割のミシックチャンピオンシップが開かれました。
幸いにもトップ8に2人出来事が潜り込みましたが、
トップ4はすべてシミックフードであり、
オーコの強さが伺えます。
王冠泥棒、オーコの禁止はもはや避けられません!
彼は間違いなく歴代最強クラスのプレインズウォーカーです。
オーコの禁止を避ける唯一の道は
死者の原野の解禁です。
ですが、これはさきほど話した通り
その環境は理想には程遠いです。
ウィザーズがこの選択を取らないことを望みます。
より健全な環境を望むなら夏の帳は禁止されるべきです。
アドバンテージの取れる1マナのサイドカードは
コントロールの立場を悪いものにし続けます。
ですが、
これはメインプランを通しやすくするだけのものであり、
極めて強力なことは確かですが、
禁止には値しないと思います。ではでは!