ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

スタンダードの赤単の歴史について考える(エルドレインの王権〜基本セット2021)

ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦+基本セット2020+エルドレインの王権+テーロス還魂記+イコリア:巨獣の住棲+基本セット2021

2019年10月エルドレインの王権追加により、イクサラン、イクサランの相克、ドミナリア、基本セット2019落ち。

トップメタはバント・ゴロス!

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不屈の巡礼者、ゴロスの能力により死者の原野を並べる事で特に長期戦において圧倒的な力を見せつけ、環境を支配していきます。

しかしその高すぎる使用率から同月死者の原野が禁止に。

一瞬の儚い夢となりました。

 

次に台頭してきたのがシミック・フード。

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歴代最強PWと呼ばれた王冠泥棒、オーコは後に食物の秋とも呼ばれる圧倒的支配率を見せつけ、メインから色メタカードが飛び交う異常事態となりました。

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当然そんな状況が長く許されるはずもなく、翌月には王冠泥棒、オーコ夏の帳、加えて緑のデッキに高すぎる安定性を与えていたむかしむかしが禁止になりました。
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その為王冠泥棒、オーコがスタンダードで使えたのはわずか49日とかなり短い期間だけだったのですが、それでもユーザーにとってかなり印象強いPWとなっています。

 

こうして瞬く間にトップレアが禁止されてしまったエルドレインの王権ですが、それで止まらないのがエルドレイン。

次にトップメタとなったのは創案の火を主軸とした大振りな、しかし強力なミッドレンジ、ジェスカイ・ファイアーズです。

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こうした大振りなデッキが台頭した理由として、時を解す者、テフェリーが環境に存在しており、打ち消しの価値が著しく落ちていた事も明記するべきでしょう。

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またそれに続いて環境二番手となったのは統率者デッキからの刺客フェイに呪われた王、コルヴォルドをフィニッシャーに添えたジャンド・サクリファイス

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高すぎるアドバンテージ獲得能力を持つこのデッキが得意とする長期戦に持ち込む為には大釜の使い魔魔女のかまどのコンボが大きく役立ちました。

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翌年1月テーロス還魂記発売。

赤単アグロがグランプリで優勝します。

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鍛治で鍛えられしアナックスの登場はかなり大きく、継戦能力を大きく高めました。

エンバレスの宝剣との相性もよく、一撃必殺の切り札として印象的な1枚です。

 

その他の環境デッキとしては荒野の再生から爆発的なマナを生み出し、それを発破に注ぎ込み莫大なアドバンテージを得るティムール再生、

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吸収夢さらいといった優秀なカードを手に入れた青白コンなどが活躍しました。

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世界選手権19は青白コンが制しています。

 

同年4月イコリア: 巨獣の住棲が発売。

様々な相棒が登場した事で、あらゆるフォーマット、あらゆるデッキが大きく影響を受ける事になりました。

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赤単では新たに獲物貫き、オボシュを採用した型が登場。

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爆発力を見せつけますが、エンバレスの宝剣を切ったのは流石に痛かったか、あまり結果を残せませんでした…。


台頭したのはルーカ・コンボ。

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何らかの手段で生成したトークンを銅纏いののけ者、ルーカで変身させる事で、デッキ内唯一のクリーチャー裏切りの工作員が登場し、対戦相手の土地やクリーチャーを奪ってゲームを決めます。

創案の火があれば相棒の空を放浪するもの、ヨーリオンが2人をブリンクさせ、忠誠度を回復させると共にコントロール奪取を再び行います。

 

同年6月裏切りの工作員及び創案の火が禁止に。

また相棒ルールの大幅な調整が行われ、唱える為に予め3マナが必要になりました。

 

同年7月基本セット2021発売。

長老ガーガロス峰の恐怖が登場しますが、それらが活躍するのはまだ少し後の話。

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同年8月大釜の使い魔成長のらせん時を解す者、テフェリー荒野の再生が禁止されます。

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一見成長のらせんでランプを縛る理由はなさそうですが、その後のトップメタとなるのはスゥルタイ・ランプ。

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当時僕もアリーナで使ってたんですが、あらゆる行動に裏目があって、特にミラー戦では1-1からの時間切れ勝ちが大体の決着理由になってました。
余談ですが後にヒストリックで似たデッキが完成し、台頭します。

こんなところで。次回はゼンディカーの夜明け。

王冠泥棒、オーコを上回るあのカードが登場します。

ではでは!

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