ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

スタンダードの赤単の歴史について考える(ラヴニカのギルド〜基本セット2020)

イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦+基本セット2020

2018年10月ラヴニカのギルド追加により、カラデシュ・ブロック、アモンケット・ブロック落ち。

発売直後のグランプリリール18では赤単が優勝。

ラヴニカのギルドからは継続的なアドバンテージを生み出す実験の狂乱と、マナを生み出す遁走する蒸気族を獲得し、引き続き赤単が環境に残っています。

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またこのタイミングでMTGアリーナが本格的に展開され始めた事で、最初の資産集めにかなり使った方も多かったのではないでしょうか。

 

他の型としてはビッグ・レッドも存在。

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赤単でもアドバンテージの取れる宝物の地図や、単体で優秀な再燃するフェニックス等が採用されていました。

 

尚も赤単優勢かと思われましたが、結局トップメタは環境屈指の全体除去轟音のクラリオンと、歴代屈指のPWドミナリアの英雄、テフェリーを使ったジェスカイコンでした。

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翌年1月ラヴニカの献身発売。

絢爛は赤単と非常に相性がよく、赤単アグロを大きく強化しました。

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特に舞台照らしはデッキが全体的に軽量な為2枚使いやすく、また実験の狂乱によってプレイを阻害されない点も相性が良かったです。

ブロッカーを気にせず絢爛を戦闘前に満たせ、魔術師の稲妻のコスト軽減もできるヴィアシーノの紅蓮術師の採用もかなり特徴的ですね。

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また亜種としてタッチ緑やタッチ黒も存在し、合わせてトップメタとして君臨します。

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後者はグランプリメンフィス19で優勝しました。

 

もう一方のトップメタはスゥルタイ・ミッドレンジ。

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打ち消されてもドローと回復ができるトップレアハイドロイド混成体を得た事でゴルガリ・ミッドレンジがスゥルタイへと変化し、アドバンテージ獲得性能の高さを生かした王道ミッドレンジとして活躍しました。

 

同年5月灯争大戦ではアンコモンまで含めた様々なPWが登場しました。

赤単も例に漏れず新しいアドバンテージ獲得手段炎の職工、チャンドラと、ライフ回復を封じる無頼な扇動者、ティボルトが登場。

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赤単を更に強化しました。

 

トップメタはエスパーコン。

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時を解す者、テフェリーは環境にかなりの影響を与え、パーミッションを締め出す等灯争大戦を代表するPWとなっています。

 

同年7月基本セット2020発売。

丸焼きを獲得し、ドミナリアの英雄、テフェリーに対抗しやすくなった他、

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チャンドラの吐火を獲得した事で災厄の行進型赤単が登場しました。

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また打ち消されず+で継続的にダメージを与える紋章を渡す目覚めた猛火、チャンドラの登場はビッグ・レッドを強化しました。
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同年8月には暴れ回るフェロキドンがスタンダードのカードで初めて禁止解除されます。

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トップメタはスケシとケシス。

スケシは死者の原野が登場した事で強化された風景の変容デッキの1つで、撃てば20体近くの2/2ゾンビが戦場を埋め尽くしゲームを終えました。

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カウンターを封じながら相手のターン終了時に風景の変容を撃てる時を解す者、テフェリーの存在も大きかったです。

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そもそも死者の原野は基本セット2019で再録されたもののまったく活躍できなかった風景の変容を活躍させる為に作られたもので、相性がいいのは当然。

ただ実際には死者の原野のカードパワーは別に風景の変容がなくとも充分に高く、後々問題となっていきます…。

 

一方のケシスは隠された手、ケシスを使ったコンボデッキで、

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モックス・アンバー精励する発掘者で充分に自分の墓地を肥やした後、そのまま相手のライブラリーを削り切って勝つという動きができました。
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こちらはスタンダードでは問題にはならなかったものの、後に制定されたパイオニアではコンボデッキを減少させるという目的で禁止に。

現在も解除されていません。

 

MTGアリーナの登場によりメタゲームがかなり激しく動くようになり、多くのデッキが活躍するようになりました。

皆さんも大抵始めたのはこの辺りでは?ではでは!

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