エルドレインの王+テーロス還魂記+イコリア:巨獣の棲処+基本セット2021+ゼンディカーの夜明け+カルドハイム+ストリクスヘイヴン:魔法学院+フォーゴトン・レルム探訪期
2020年9月ゼンディカーの夜明け発売。
ラヴニカのギルド、ラヴニカの献身、灯争大戦、基本セット2020落ち。
トップメタはオムナス・ランプ。
プレビュー当初はネタカードと思われていた創造の座、オムナスでしたが、出せればその強さは圧倒的で、瞬く間に環境を支配。
その結果、パック発売からわずか3日で自然の怒りのタイタン、ウーロが禁止になり衰退。
文字通りの三日天下を終えました。
しかしその衰退した理由は同じく創造の座、オムナスをキーカードとしたオムナス・アドベンチャーが台頭したから。
自然の怒りのタイタン、ウーロの穴を埋めた肥沃な足跡(豆の木の巨人の出来事)は、2ターン目に幸運のクローバーを置けば3ターン目に土地を2枚立てて置くことができ、非常に強力でした。
そのあまりの強さから翌月には幸運のクローバー、僻境への脱出と共に創造の座、オムナスは禁止に。
テーブルトップで使えた期間は僅か17日とかなり短かったものの、間に2020年シーズン・グランドファイナルがあったという事もあり、その圧倒的な強さは多くのプレイヤーの記憶に残るものとなりました。
その後のトップメタとしては単純にカードパワーの高いグルール・アドベンチャーや、
強力なクロック・パーミッションのディミーア・ローグ等が活躍しました。
翌年2月カルドハイム発売。
ここで環境を変える様々なカードが登場します。
まずは黄金架のドラゴンとアールンドの天啓。
これにより強力なミッドレンジのカードを得たティムール・アドベンチャーが勢力を増します。
幸運のクローバーが禁止された事でたまたまキーカードのマナ総量が奇数になったという事で、獲物貫き、オボシュを相棒として採用するタイプも増えました。
同じく台頭してきたのがスゥルタイ根本原理。
カルドハイムから得たアールンドの天啓、嘘の神、ヴァルキー(の裏面の星界の騙し屋、ティボルト)、巨魁な略奪者、ヴォリンクレックスの択はどれを選んでもゲームを決定づけるのに充分であり、一躍トップメタに躍り出ました。
そして忘れてはならないのが不詳の安息地。
実質4マナで4点のクロックを用意できるこのミシュラランドは、様々な単色アグロを強化しました。
その中には霜噛みを手に入れた赤単の姿もありました。
その他のデッキとしてはナヤ・フューリー。
黄金架のドラゴンを憤激解放で強化し、カズールの憤怒と合わせてワンショット・キルが狙えます。
日本選手権21 シーズン1で優勝しました。
ナヤ・アドベンチャーの使用率は高いのですが、これに分類されるデッキとして上のナヤ・フューリーに、
クラリオンのスピリット、スカルドの決戦を用いたナヤ・クラリオン、
単純にグルール・アドベンチャーに白を足したグッドスタッフ型の3つがあるので、これは集計の方法が悪かったような気もします。
同年4月ストリクスヘイヴン: 魔法学院発売。
『ストリクスヘイヴン』チャンピオン・シップでは赤単アグロが優勝します。
この時、ストリクスヘイヴンからは講堂の監視者が採用されていたのですが、その後の構築では抜けていったことからあまり関係はなさそうです。
ストリクスヘイヴンで新しく登場したアーキタイプがイゼット・ドラゴン。
ガラゼス・プリズマリは黄金架のドラゴンとの相性がよく、表現の反復はその高いカードパワーを活かしデッキを大きく強化しました。
既存のデッキではナヤ・ウィノータが強化されました。
刃の歴史家はゲームを終わらせるのに十分な当たり札となり、再び隆盛することになります。
同年7月フォーゴトン・レルム探訪発売。
緑単アグロが群れ率いの人狼とレンジャー・クラスを手に入れて強化されました。
が、本格的な活躍はローテーション落ち後となります。
今日はここまで。ではでは!