昨日第四回Sekappy COLOSSEUM決勝大会が開かれました。
僕も運良く参加できたものの2連敗して最速で大会を去る結果で終わりました。
ただまあ自分としては決勝大会残れただけでむしろ出来すぎの部類なので、まあ実力不足かなと思います。
はてさてそれでは優勝したYamiさんのデッキを見てみましょう。
デッキは環境初期には活躍していたものの最早下火となってしまったグルールトレジャー。
それにタッチで青が入っているバージョンとなります。
タッチの理由としては否認と軽蔑的な一撃。
主に対コントロールで活躍するカードとなります。
現環境には10種の両面土地が存在し、それらは出す色を選べる土地でありながら、常にアンタップインする基本土地の上位互換のような動きをします。
これにより2色以上のデッキであればタッチが容易で、普段はメイン2色の土地として活用しながら、充分色マナが揃ったら3色目としてプレイする事ができます。
これはカルドハイムがスタン落ちするまで常に頭に入れておくべきテクニックと言っていいでしょう。
逆に単色で組む場合のメリットとしては不詳の安息地が存在します。
無敵の両面土地も流石に氷雪では無い為この強力な両面土地を使うことができません。
不詳の安息地は単体で単色にするだけの理由になる程強力な1枚で、これもカルドハイムがスタン落ちするまで使われる1枚となるでしょう。
話を戻します。
現環境最強と名高いイゼットデッキでは定番のフィニッシャーとしてアールンドの天啓が存在します。
ソーサリーの為打ち消し以外では対処が難しく、トークンを少し除去した程度ではあまり解決になりません。
大振りな呪文ながら感電の反復と組み合わさった場合打ち消しを複数要求する為、コントロールにも強くなっています。
片方打ち消しても追加ターンに入る為、結局そのまま追加ターンでコンボを決められ、敗北する事も。
この耐性の強さから現在トップメタに君臨しています。
このデッキでは2つのアプローチによってそのトップメタに対抗しています。
すなわち打ち消しとクロックです。
クロックによってコンボ成立前にゲームを終わらせる事ができ、時間稼ぎの為のコンボ抜きのアールンドの天啓や家の焼き払いに対しては打ち消しで対抗します。
さてイゼット天啓に対しては充分戦えそうだとなった所で、今度は逆にアグロデッキを相手にした場合。
このデッキよく見ると白を含む両面土地が入っています。
これはサイドボードにある対アグロ用秘密兵器天使火の覚醒の為です。
+2/+2に加え、1ターンだけ警戒トランプル絆魂破壊不能速攻を与えるこのカードにより、ダメージレースを大幅に有利にします。
フラッシュバックも付いているのでこれ1枚でゲームが決まりかねず、特に緑単に対しては格闘で倒せないサイズまで成長する事で次のターンも安定して使う事ができます。
仮に倒されたとしても他のクリーチャーに使う事もできる為、アグロに対しては効果覿面と言っていいでしょう。
このデッキはメインは3色ですが、タッチしたカードはどちらもコントロールに強いものばかり。
なのでこれを入れ替える事で、白を含む2色土地の代わりに、青を含む2色土地が単色になる事でデッキは結局3色になります。
この構築力は凄まじいですね。
また4色を成立させている要因として、ヤスペラの歩哨や厚顔の無法者、マグダといった好きな色が出せるカードの存在が大きいです。
宝物というシステム自体タッチをかなり容易にするメカニズムですしね。
報告です。
僕はSekappy社員ではありますが、この記事は別にSekappyの公式記事とかそういう訳ではないです。
またYamiさんとも戦いましたが、参加者というよりは1視聴者の考察という形でお願いします。
加えて今後もブログの方で頑張っていこうと思うのでそちらもよろしくお願いします。
ではでは!