ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

ゴバカーンへの侵攻について考える

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今日はこちら。

 

機械兵団の進軍で登場するバトル。

表面は白2マナ守備値3の包囲戦で、

戦場に出た時、対象の対戦相手1人の手札を見て土地でないカード1枚を追放できます。

追放されている限りそのオーナーはそのカードをプレイでき、それを唱える為のコストが(2)重くなります。

 

裏面はエンチャントで、

自分の終了ステップの開始時に、そのターン攻撃した各クリーチャーに+1/+1カウンターを置く誘発型能力と、

自身を生け贄に捧げる事でターン終了時まで自分のクリーチャー全員に呪禁と破壊不能を与える起動型能力を持っています。

 

ゴバカーンは灯争大戦のサイドストーリーで初めて登場した次元で、

イラストからもわかる通りテヨの出身次元です。

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ゴバカーンはアモンケットと同じく砂漠の次元であり、

2つの太陽、および東の雲、西の雲という2つの巨大な砂嵐があります。

この砂嵐にはダイヤモンドの粉末が含まれており、それらから人々を守る盾魔術の僧団と呼ばれる修道士が存在しています。

 

僕の考えが正しければ次元全体が砂漠で水も無く、終始砂嵐による死の危険がある場所に高度な知的生命体が誕生するとは思えないのですが、

ともかくこの次元の最大の特徴はこの盾魔術の僧団であり、その為このカードもかなり防御的なフレーバーを持つ必要がありました。

 

表面は精鋭呪文縛りの着地誘発。

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今回は本体が即座に戦力にならない分2マナと軽くなっており、

仮に対戦相手がその呪文を唱えるとすればそれは(2)重くなるのでテンポ損が差し引き無くなります。

 

またバトルとしては守備値が最低の3とかなり落としやすく、3ターン目にはひっくり返すのも十分可能となっています。

 

裏面は自ターン終了時に攻撃した自軍全体に+1/+1カウンターを置く誘発型能力と、

生け贄にして自軍全体に呪禁破壊不能を1ターン与える起動型能力。

 

誘発型能力はターン終了時誘発なのでひっくり返したそのターンから+1/+1カウンターを置く事ができ、

これらは累積するので単純な+1/+1強化よりも大きな修正を得る事ができます。

ちなみにこの能力だけやたら攻撃的なのは単にゲーム的な必要性に依るものだそうです。

 

起動型能力もこの手の全体強化と相性がよく、弱点となる全体除去から守ってくれます。

戦闘で相打ちが多いのであればそれらを生き残らせる為に使うのも1つの手でしょう。

環境に追放全体除去が何故か2種類あるので過信は禁物。

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総じて優秀なバトルで、特に全体除去に対して強力。

手札から抜いてそれを重くしたり、ひっくり返して起動型能力で守ったりと、ゴバカーンの人々のしぶとさをうまく表現しています。

 

スレイベンの守護者、サリアとは若干相性が悪いですが、どの道ひっくり返せるのは3ターン目から。

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先制攻撃の打点が上がるので併用していいかもしれません。

 

散々ゴバカーンの人々を苦しめてきた砂嵐ですが、ここに来てようやく人々の役に立ってくれそうです。

彼等はファイレクシア軍に攻撃する必要はありません。

得意の盾魔術で都市への侵入さえ防げれば、あとは砂嵐が彼らを亡き者にするでしょう。

ではでは!

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