年末年始にかけてずっとスタンダードの赤単デッキ(途中スタンダードの歴史になってたけど)の紹介をしてきました。
ではその中で最強だったのは?
今回は赤単同士で戦った場合、どの赤単が一番強いのかについて考えていきたいと思います。
まずそもそもスタンダードの赤単というと基本的には赤単スライになります。
生物が貧弱な一方火力呪文が優秀な黎明期ならいざ知らず、
火力呪文は弱体化の一途をたどっていく一方で生物は強化され続けているので今後も赤単はスライが基本になると思います。
またスライとバーンが戦った場合、基本的にスライが勝ちます。
クリーチャーが顔にダメージを通してから除去しても顔は回復しませんし、ならばスピード勝負に持ち込もうと顔に打ち出すとクリーチャーのダメージ効率の前に敗北します。
レガシーやモダンではバーンの方が有力ですが、それはあくまで広いカードプールによるものであり、スタンダード・プールであればクリーチャーによるダメージ・レースが必須になります。
ここからは有力デッキの紹介。
まずはエンバレス・レッド(エルドレインの王権~フォーゴトン・レルム探訪)ですね。
特徴は何と言ってもクリーチャーの質の良さ。
また切り札となるエンバレスの宝剣は現在でもパイオニアで大活躍している1枚であり、その性能の高さは誰もが疑う余地がありません。
続いてラムナプレスラムナプ・レッド(カラデシュ~基本セット2019)。
ラムナプの砂漠が禁止された後の方が強力といえる理由は、やはりゴブリンの鎖回しの存在。
これがアグロに対してどれくらい強力かというと、これのせいで赤単アグロが減ったくらい強力。
また熱烈の神、ハゾレトの破壊不能は、赤単だと本当に倒せません。
アドバンテージの取り合いという話であれば、狂乱デッキも負けてません。
こちらは単純にデッキトップから火力を投げ続けるというシンプルな手段が取れます。
ただキルターンがあまりにも違う為、流石に厳しいか…?
カードの優秀さだけ見れば赤単上陸(基本セット2010~基本セット2011)もよさそうに見えます。
実際焼尽の猛火はスライ相手にかなり強力そうです。
ですが、結局の所はリソース勝負が物を言うわけで、例え稲妻がショックだろうとクリーチャー除去に使うのであれば、(そしてそれがどちらでも除去できるのであれば、)変わりはない訳です。
もし赤単同士という話であれば、それほど有効にはならないのではないでしょうか。
そもそも相手がスライとわかっているのであればビッグ・レッドの方が有利そうです。
さらに言えばアーティファクトの絆魂・クリーチャーを入れておけば、スライ相手にはほとんど負けなくなるでしょう。
これを思い出の赤単というかはかなり怪しいというか存在しない記憶ですが。
ちなみにこれにもメタはあって、それがポンザ。
流石に土地破壊されれば、ビッグ・レッドは動けません。
スライにハチャメチャ弱そうですが…。
以上赤単まとめでした!ではでは!