今日はこちら。
D&Dにおけるバーニング・ハンズはウィザードの簡単な1レベル呪文です。
この呪文を使用し両手の親指を付けて他の指を広げる事で、あなたは指先から灼熱の炎を円錐状に放射することができるようになります。
約4.5m以内にいるクリーチャーは炎によるダメージを受け、誰にも着用されたり運搬されていない可燃物は燃焼します。
通常はクリーチャーかプレインズウォーカーしか対象に取れない2マナ2点のインスタント火力ですが、対象が緑であった場合代わりに6点ものダメージを与えます。
わずか2マナで6点ものダメージを与えるのは非常に強力で、現在では禁止されてしまった王冠泥棒、オーコや自然の怒りのタイタン、ウーロ倒すことが可能です。
この辺はこのカードと言うよりはむしろ消えていった者達が強すぎるという話だったわけですが…まあそれはさておき。
現スタンダードでも緑は非常に強力で長老ガーガロスに星海の大蛇、コーマと言ったタフネス6の巨大クリーチャーは戦場を蹂躙しています。
最近ずっと緑が環境にいる気がしますが、実際最近の緑はずっと強かったりします。
(まあ赤単や白単なんかも環境におり、そもそも全部の色が強いかなりの良環境だったりします。)
赤にとって最大の敵は緑のクリーチャーでした。
緑のクリーチャーは赤のクリーチャーと比べてサイズが一回り以上大きく、代わりに速攻持ちが多かったものの巨大なブロッカーの前にいつも立ち止まってしまっていました。
また赤のクリーチャー除去がダメージを与える系であった為に除去をすることも難しく、赤単の隆盛の度に緑はいつも立ちはだかってきました。
赤が緑を最も苦手としていた理由としては他にそれぞれが友好色同士であったという歴史もあります。
基本的に色メタは対抗色の物が作られることが多く、最近になってようやく同色対策等が刷られるようになってきました。
(それがよかったかどうかはわかりません。
例えばシミックフード全盛期は先2オーコに対する最も有効なカードが神秘の論争だったという事もあり、かえって同デッキの使用率を高めてしまったような気もします。
)
同様な事は黒対赤にも言えます。
スーサイド系はかなり赤に泣かされてきました。
フレーバーとゲーム上の動きは違うという好例ですね。
ちなみに既存の赤対緑カードは抵抗の誇示のみ。
効果はこのターン緑(と白)のクリーチャーはブロックできない。
あまりに性能が低く、リミテッドですらあまり使いたくありません。
今回のカードは非常に優秀で、スタンダードよりもっと下の環境でも活躍してくれるかもしれません。
注目の一枚です。ではでは!