今日はこちら。
ザナサーは大きな目と口を一つずつ、そして小さな芽を大量に持つ怪物で、大都会ウォーターディープの地下に住むザナサー盗賊ギルドのボスです。
彼は自分に友好な者と敵対する者に関する様々な情報を集めている事と、頭がおかしいことで有名です。
好きな動物はイラストにも描いてある金魚。
6/5/6の伝説のビホルダー。
ビホルダーはD&Dオリジナル種族であり、当然今回が初出。
その為現時点では種族サポートは皆無。
ならず者ですらない為盗賊ギルドにすら入れず。悲しみ。
長ったらしい永続型能力を持ちますが、分割すると以下の通り。
①アップキープ開始時に対戦相手一人を選択。
②ターン終了時まで①のプレイヤーは呪文を唱えることができない
③ターン終了時まであなたは①のプレイヤーのライブラリーの一番上にあるカード1枚をいつでも見てよい。
④ターン終了時まであなたは①のプレイヤーのライブラリーの一番上にあるカード1枚をいつでもプレイしてよい。
(カードタイプによる制限は残る。
例えばソーサリーはソーサリー・タイミングでしか唱えられない)
⑤④で呪文を唱える為にあなたはマナを望む色のマナであるかのように支払ってよい。
まず①について。通常の二人対戦であればこれは一意に定まりますね。
対戦相手が神聖の力線をコントロールしている等で呪禁を持っている場合は、完全にバニラになります。
また解決まではそのプレイヤーも呪文を唱えることができます。夏の帳とか。
①の能力が通らない限りこのクリーチャーの能力はそこで終わってしまう為、ぜひとも通したいところ。
まあ通らない方が珍しいのですが。
ちなみに例え選択できる対戦相手がいなくとも対戦相手のみしか対象を取らない為、自分のプレイが阻害されることはありません。
安心設計。
②はターン終了時まで①のプレイヤーが呪文を唱えることを禁止します。
これはおそらくライブラリートップが変更されるのを阻害する目的でつけられたのでしょうが、その為に相手の反撃を許すことなく展開ができます。
なお起動型能力は止まらない為、別に相手が動けないという訳ではありません。
精神迷わせの秘本とか。
③~⑤によって相手のライブラリートップを色拘束を無視してプレイできます。
要は相手のライブラリーでやる実験の狂乱です。
プレイなので土地も置けますが色拘束無視という事もあり、無理しておく必要はありません。
むしろそのまま残しておくことで相手の反撃の眼を完全につぶすことができ、恐ろしいまでのコントロール力を発揮します。
定着してしまえば非常に強力ですが、打ち消し除去双方に耐性がなく、フィニッシャーとしてはあまりに格好の的になってしまいます。
出して次の自分のアップキープまでは何も仕事してくれず、6マナと重いこともあり隙だらけです。
インスタントタイミングで蘇生する事でその隙を緩和する事が可能です。
現スタンダードでは色の合うカーフェルの港と組み合わせるとインスタントタイミングで出せてよさそうです。
山札の上にあれば落とす手間も省けますし。
あまりに博打すぎるのは難点ですが。
プレイしたいカード今期第一位。せめて1枚当たらないかなぁ…。ではでは!