ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

スタンダードの赤単の歴史について考える(インベイジョン・ブロック~オンスロート・ブロック)

第6版+マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック

2000年11月インベイジョンが追加された事で、ウルザ・ブロックが落ちるとバーニング・ブリッジが登場しました。

これはストロングホールドで登場した罠の橋をキーカードとしたバーンデッキで、バーンの手札消費の速さを逆手にとって手札が0枚の状態を維持し、クリーチャーを足止めしている間に火力を本体に撃ち続けて勝利します。

罠の橋

バーンデッキの弱点を逆手に取った構成は見事で、それなりに活躍したそう。

 

翌年3月プレーンシフト発売により、スライが復活します。

その立役者となったのはかの有名な火炎舌のカヴー

火炎舌のカヴー

スペッド・レッドと呼ばれる当時の赤単は、この火炎舌のカヴーとプレーンシフトで登場していたスキジックといった優秀な4マナクリーチャーを活用したデッキとなります。

スキジック

一方で2マナ以下のクリーチャーに恵まれず、採用されていたのは憤怒の織り手精力的なレインジャーといったほぼバニラ(というかバニラ)だったのが哀愁を誘います。

憤怒の織り手

 

ちなみに他にもポンザが相変わらず活躍。

要のなだれ乗りは失ったものの、リシャーダの港が強力な為、相変わらず活躍していたそう。

環境が多色化してきたこともあり、うまく回れば完封も狙えるデッキだったとか。

 

第7版+マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック

同年5月第7版が発売され、第6版落ち。

赤単としてはあまり収穫はなかったものの対立が再録。

対立

これにより赤単が得意としている対立系デッキが増えるとともに、苦手としていた青白コントロールなどが環境から姿を消し、地位が向上しました。

石臼物語の円

 

同年7月アポカリプス追加。

赤単的にはあまり影響は無し。

 

第7版+インベイジョン・ブロック+オデッセイ・ブロック

2001年11月オデッセイ追加により、マスクス・ブロック落ち。

ステロイドと呼ばれる野生の雑種犬等の優秀なクリーチャーを炎の稲妻のような火力で補助する赤緑のデッキがトップメタとして活躍するも、赤単としてはいまいち活躍できない暗黒期。

野生の雑種犬炎の稲妻

 

翌年3月にトーメントが追加され、渋面の溶岩使い追加によりバーニング・ブリッジが強化されますが、状況はあまり変わらず。

渋面の溶岩使い

同年7月のジャッジメント発売でも状況変わらず環境終了。

 

第7版+オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック

2002年11月、オンスロート追加によりインベイジョン・ブロック落ち。

結果を残せないまま、翌年3月のレギオン発売を迎えます。

このまま暗黒期が続くのかと思われた環境中盤のドイツ選手権03にて、遂に久々に赤単デッキがTOP8に入賞します。

 

そのデッキはゴブリン。

オンスロート・ブロックで強化された垢を代表する部族デッキが、2つ目のセット発売により、その爆発力を見せつけました。

スカークの探鉱者宝石の手の焼却者

 

同年7月のスカージ追加後はさらにゴブリンの戦長包囲攻撃の司令官を獲得。

ゴブリンの戦長包囲攻撃の司令官

GPバンコク03では優勝という快挙を達成し、その地位を確立したゴブリンは以降オンスロート・ブロック落ちまで、活躍する事となります。

 

第8版+オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック

2003年8月第7版から第8版に移行し、行われた世界選手権03、GPアトランタ03は共にウェイクと呼ばれる緑白のランプデッキが取ったものの、

ミラーリの目覚め

そのいずれのTOP8にもゴブリンが入賞。

アトランタに至っては8人中3人がゴブリンで結果を残しています。

 

これにて旧枠終了。

次回はMTGにおける最悪の暗黒時代へと突入していきます…。

ではでは!

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