今日はこちら。
日没を遅らせる為、イニストラードにやってきたテフェリー。
3つのパーマネントをぐるぐるして2点回復するプラス、予期の小マイナス、各対戦相手のターンに追加でアンタップし、追加でドローする紋章を生成する奥義を持っています。
[+1]は最大1体のクリーチャー、アーティファクト、土地を対象とし、あなたのならアンタップ、あなたのでないならタップ、2点のライフを得る能力です。
着地したターンに使えば最低でも1マナ構えることができます。
攻撃したクリーチャーを立たせる事もできます。
一度使ったシステムアーティファクトを起こしたりできるのもいいでしょう。
次のターンにはマナ加速として使うことができます。
ドミナリアの英雄、テフェリーと比べると即座に起こす為、重いソーサリータイミングの呪文に使用する事ができます。
スタンダードであればアールンドの天啓等が狙い目でしょうか。
次の相手のターンの初めにはアンタップしてしまう為、タップはアンタップに比べると弱めです。
自衛にもなりません。
ただ攻撃していく場合は強力なブロッカーを寝かせられる為、かなり強力に使えそうです。
フィニッシュ要因になる事もあるでしょう。
多人数戦の場合ターンが来るのが遅いプレイヤーの強力なクリーチャーを寝かせる事で、他のプレイヤーに攻撃を促す事ができます。
すまないお前は強すぎたんだ。
あと地味に2点回復します。
返しにやられたとしても都合7点以上の回復になりますね。
やめろ。
マナクリやマナファクトを起こせば2マナ以上生み出す事ができます。
単体でマナを生み出せるマナクリと石成エンジンがあれば無限回能力をコピーすることができ、忠誠度は増えませんが、無限ライフになります。
更にこの時土地かマナクリから2マナ以上出れば無限マナにもなります。
この時充分なマナが湧いたら他の土地を起こす事で好きな色マナを供給できます。
後は手札から出した呪文をコピーすればかなり勝利に近づくでしょう。
そのパーマネントタイプを持っていればいい為、野生の魂、アシャヤがいれば土地としてクリーチャーが起こせます。
相手の場にいれば2体寝かせる事も。アシャヤー!
-2は予期。
ドローより強い為か忠誠度の消費は2となっています。
着地後すぐ使えばアドバンテージを確保できます。
2回使うと6枚から2枚手札に加えた事になり、4マナとしては十分でしょうか。
ただその為には1ターン守る必要があります。
またソーサリータイミングで使わないといけない為、必要なカードの選択は少し難しくなっています。
-7の奥義は各対戦相手のアンタップ・ステップにあなたのすべてのパーマネントをアンタップし、各対戦相手のドロー・ステップにドローする紋章の生成です。
アンタップ能力はより派手ですが荒野の再生を思い出しますね。
相手のターン開始時に重いインスタントタイミングの呪文を唱えましょう。
ヒストリックだけど不連続性とか。
追加のドローも勿論強力。
ただし強制なのでライブラリーアウトには注意といったところでしょうか。
決まればかなりのテンポアド、ハンドアドに繋がる能力で、それ単体では勝てないものの、勝てるカードを持って来れそうな奥義です。
奥義らしいといえば奥義らしいですね。
少し気になったのが、日没を遅らせそうな効果が殆ど無いところです。
今回の条件はターンプレイヤーしか見てないので、土地が起きようが手札が増えようが、ターンプレイヤーが何も唱えなければ夜が来ます。
むしろ手札補充や土地起こしを踏まえれば夜明けを早めると言った方が正しい様な…。
そもそも日暮も昼にする能力も無いので、単体だとまずメカニズムが起動しないんですよね。
そこで思ったんですがこの日没というのは別の事を指しているんじゃないでしょうか。
このテフェリーが戦場に出ているとあなたはブロッカーを起こし、ライフを得、手札を稼ぎ、奥義を目指せます。
これで何が起こるかというと、あなたが死ににくくなります。
つまりこの日没はプレイヤーのライフやハンドが無くなり、「沈む」事を意味してるのではないでしょうか。
構築では恐らく無限コンボで組まれると思います。
マナクリも繁茂系エンチャも少なすぎですが、そこはロマンで乗り切りましょう。
バント無限マナと言った所でしょうか。
今回も環境で見かける事になりそうですが、以前と比べるとだいぶ数は減りそうです。
そもそもハンドアドを取れるのが小マイナスだけなのが…。
ではでは!