カラデシュリマスターの加入で最も恩恵を受けたのは、オーラデッキでしょう。
上級建設官、スラムと言う新しいドローソースの加入は、デッキの安定性を飛躍的に高めました。
タイプとしては白黒と白青があり、どちらがより優れているかという論争が盛んに行われていましたが、現在では白青の方が有力という主張の方が一般的な様です。
青で入れられるのは執着的探訪と圧倒的洞察という追加のドローソース。
そして秘儀での飛行と知識のカルトーシュによる飛行付与です。
白系オーラの最も多い負け筋は、ブロッカーで時間を稼がれている間に上から殴られて負け、というものだったのだが、圧倒的洞察の絆魂による莫大なライフ回復や飛行付与によって逆にこっちが上から殴るといったことができるようになりました。
戦略としては相変わらず。
コーの精霊の踊り手か上級建設官、スラムを出して、そこに各種オーラをペタペタ貼っていきます。
オーラ先が死なないように護衛を立てるのはどちらも共通。
無私の救助犬や命の恵みのアルセイドがオーラ戦略をしっかりサポート。
キーカードが全て2マナ以下なので夢の巣のルールスが使えるのも結構な強みになります。
クリーチャーもオーラも釣れるのは、オーラデッキにとってかなりうれしいリターンになります。
その一方でメインとなるプランには全く墓地利用などが絡まないので、墓掘りの檻を採用しても全く問題ありません。
なくても夢の巣のルールスが使えますし、割られた墓掘りの檻を戻してもいいと思います。
またゴブリンなどに対して圧倒的な力を誇る静寂をもたらすものなども無理なく入れることができます。
デッキによってはこれ1枚で詰むこともあり、飛行絆魂を持つのでオーラ先としても比較的優秀です。
勿論サイドからは各種打ち消しが入ってきます。
呪文貫きやドビンの拒否権は対コントロールにおいて絶大な威力を発揮するでしょう。
弱点としてはまず思考囲い。
コーの精霊の踊り手か上級建設官、スラムが場に出ているかいないかで強さがガラッと変わってしまう為、それらが出る前の1ターン目に抜かれると非常に苦しい戦いを強いられる。
また衰滅や絶滅の契機など破壊不能やプロテクションで防げない全体除去に弱い。
特に絶滅の契機にはいくらオーラを貼っても防ぐことができず、また追放されてしまう為夢の巣のルールスでの復活も望めなくなってしまう。
ついでに言うと鎮まらぬ大地、ヤシャーンが出ている場合、盾部隊が起動できず普通の単体除去で死んでしまう。
つまるところ、スゥルタイランプ(及びその派生の四色ランプ)に弱い。
今後も同様のスゥルタイランプの多いメタゲームだと苦しい展開を強いられるだろう。
実は持ってないのでデッキリストを用意できませんでした。ではでは！
