パイオニア・チャレンジャーデッキ最後を飾るのは『オルゾフ・オーラ』です。
一種のコンボデッキであり、クリーチャー1体を延々強くしていく爆発力のあるデッキです。
デッキリストはこちら。
2 石とぐろの海蛇
4 命の恵みのアルセイド
4 憎しみの幻霊
4 無私の救助犬
4 上級建設官、スラム
3 ケイラメトラの恩恵
4 グリフの加護
4 結束のカルトーシュ
4 天上の鎧
4 歩哨の目
4 きらきらするすべて
7 平地
4 沼
4 コイロスの洞窟
4 秘密の中庭
1 夢の巣のルールス
4 浄光の使徒
3 静寂をもたらすもの
3 強迫
1 思考囲い
3 死の重み
オーラ戦術というのは1体を継続的に強化するために、爆発力がある一方でそれを処理されてしまうと途端にジリ貧になってしまう、そんなオールインのデッキです。
また複数枚のカードが1枚にまとまってしまう為、アドバンテージを失いやすいです。
その為、オーラがついているクリーチャー1体を守るとともにアドバンテージを回復していく必要があります。
看板となっている上級建設官、スラムはまさにうってつけのカードでオーラ呪文を唱える度に1ドローさせてくれるので次々とオーラを持ってくることが可能です。
その能力を生かすためにも軽いオーラがなんと20枚も採用されており、一度定着してしまえば莫大なアドバンテージを稼ぐことが可能でしょう。
とはいえハンドがいくら補填できても一度除去されてしまえばそれまでのデッキです。
そこで彼を守る為無私の救助犬と命の恵みのアルセイドが採用されています。
特に前者は一度設置できれば起動にマナを必要とせず、隙が生まれません。
後者はマナが必要なものの追放除去など破壊不能を貫通する相手にも使用可能で、時にはブロックを封じることでゲームを決める1枚となります。
またオーラ先としても優秀で絆魂によって圧倒的なダメージレースを仕掛ける事ができます。
チャレンジャーデッキながら最初から夢の巣のルールスが採用されており、サイドボードまで含めて条件を満たしている為、常に使用することができます。
あらゆるパーツが2マナ以下の為、一度定着すれば継続的にアドバンテージを稼げます。
特に無私の救助犬と命の恵みのアルセイドの二種を使いまわす動きはかなり厄介です。
サイドボードには対コントロール用に思考囲いが1枚入っています。
これは非常に優秀な1枚で、安定して1:1交換ができるので様々なデッキで活躍しています。
レアであるということもあり、非常に高値で取引されている1枚でこのデッキの価格の大部分を持って行っています。
ただの1:1交換なのに効果が少し複雑なせいでレアで高い点を除けばいいカードだと思います。
アンコモンだったら手を上げて喜んでいた1枚。
ヒストリックとの違いとしてはほぼコーの精霊の踊り手の有無だけなんですが、これがすごいでかい気がします。
2マナのエンチャントレスが環境に2種類存在するかがこのデッキ非常に重要で、現状の上級建設官、スラム1種類だと初手に引けなかったり、あるいはそれこそ思考囲い等で落とされた際に思ったように動けない感じがします。
前回の『アゾリウス・スピリット』に関してはデッキに必要な枚数揃っていないといいましたが、こちらは世界に必要な枚数揃っていないような。
実際4種類の中では類似デッキの使用率が最も低いです。
安定感には欠けるものの爆発力はやはりありそう。
気に入る人は気に入るデッキだと思います。ではでは！
