今日はこちら。
コールドスナップで登場した0マナアーティファクト。
(T), 自身を生け贄に捧げることで、プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーのデッキトップを確認、次のターンのアップキープの開始時に、1枚引く起動型能力を持っています。
マナと手札を消費することなくデッキを回せるので非常に強力。
その際に山札の一番上の情報を得ることもできるため、特にメイン戦先行初手において対戦相手のデッキを推察し、適切な行動を取るのに役立てることもできます。
MTGアリーナには兄弟戦争旧枠版アーティファクトとして実装されたものの、ヒストリックでは環境の多様性を考え発表当日から禁止。
構築では使えませんでした。
タイムレスでは4枚採用することができ、あらゆるデッキに4枚採用…とはなっていません。
その理由としてまずこのカードは厳密にデッキの上限枚数を4枚減らすカードではありません。
最たる例としては、初手マリガン中にこのカードが何になるかはまったくわからないという点が挙げられます。
仮に土地と呪文5枚、そしてミシュラのガラクタ1枚とすると、もしドローで土地が置ければタイムレスではかなりいい初手になりますが、置けないと少しきつい状況になってしまいます。
またドローのタイミングが少し遅く、ラグがあるというのも弱点と言えるでしょう。
起動して土地を引いても置けるのは次のターンです。
次のターンさらに土地を引いたとすれば、直前のターンと今のターンで都合2マナ損したことになります。
強力なドローメタオークの弓使いの存在もあります。
ドロースタックで唱えられると都合2点にオーク動員+1。
盤面次第ではさらにアドバンテージを失ってしまいます。
採用率はかなり高いため初手にミシュラのガラクタがある場合は、そのターン中に使うことをオススメします。
色々弱点はあるものの様々なシナジーもある1枚。
中でも特筆すべきは夢の巣のルールスで、毎ターンハンドアドバンテージを1枚稼ぐことができます。
土地3枚で出してもそのターンから能力を有効に使えるという点で非常に相性のいい組み合わせで、モダンやレガシーでは夢の巣のルールスが禁止された遠因とも言えそうです。
ドラゴンの怒りの媒介者も相性のいい相方の一人です。
1ターン目から諜報を行うことができ、使い終わったら墓地に行き、昂揚達成に貢献してくれます。
アーティファクトというカードタイプがなかなか採用しづらいのも評価を上げている要因と言えます。
その他、脱出や探査のコストとしても有用。
またフェッチランドを使えば自分のデッキトップが不要だった際に切り直すこともできます。
全体的にタイムレスと相性がいいといえます。
タイムレスでも非常に存在感のある1枚。
今後もよく見かけることになりそうです。
ではでは!