今日はこちら。
ミラディンで登場したMTG史上最悪レベルの妨害アーティファクト。
戦場に出るに際しX個の蓄積カウンターが置かれ、プレイヤーがマナ総量が虚空の杯の上に乗っている蓄積カウンターの数に等しい呪文を唱える度にそれを打ち消します。
一応お互いの呪文に干渉しますが、構築段階から気を付ければ自分への影響をほとんど無くす事ができます。
主にX=0, 1で置かれる事が多く、うまくハマれば対戦相手のデッキの大部分を無力化する事ができます。
一例としてレガシーの現最強デッキ青赤デルバーであれば、X=1の設置で20枚前後のカードを無効化できます。
意志の力があれば迷わず切る対象となるでしょう。
スタンダードでは酸化や頭蓋骨締め等優秀な1マナを多用する速攻デッキ対策として一部デッキで採用。
またエクステンデッドでは親和エルフ対策として活躍しました。
ヴィンテージ環境ではX=0での設置が凶悪。
マローはMoxを持たないプレイヤーがMoxを持つプレイヤーに対抗する手段として送り出したそうです。
ただなんてことはなく単に先にMoxを置いてから虚空の杯を設置するだけで圧倒的に有利に立てました。
その為現在では普通に制限カードとなっています。
Moxを使えるというヴィンテージの魅力を損ねているというのも原因の一つだとか。
レガシーでは赤単プリズンなどで活躍。
古の墳墓や裏切り者の都から1ターン目にX=1で高速で設置され、相手の動きを強力に縛ります。
またアーティファクト破壊も2マナ以上でプレイできるカードが主流となっています。
設置後のマナ総量は0ですが、溶融をX=0で撃ってはいけません。
モダンでもしばしばメタカードとして活躍。
特に夢の巣のルールス禁止前はデッキの過半数が1マナとなっていたので効果が絶大でした。
現在は禁止されましたが、続唱から衝撃の足音をめくるデッキ対策として採用されることがあります。
早速ヒストリック・ブロールでは禁止になったようですが、ヒストリックで結果を残せるのでしょうか。
ではでは!