ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

遵法長、バラルについて考える

今日はこちら。

 

領事府の遵法長であるバラルは、領事府に反抗する人物を厳しく取り締まる為に手段を選ばない冷酷非道な人物です。

自分も魔術師でありながら、魔術師を危険視しています。

チャンドラが魔術師として覚醒した現場に偶然遭遇したことで、彼は魔術師であるチャンドラを抹殺する為、チャンドラは父キラン・ナラーの仇を撃つ為の因縁の対決が始まります。

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2マナ1/3の人間・ウィザード。

パーティが組めるほか両種族とも種族サポートの多い種族です。

タフネス偏重のスタッツもシステムクリーチャーとして望ましい。

 

インスタント・ソーサリー呪文が1マナ減る永続能力を持ちます。

後のゴブリンの電術師と同じ効果ですね。

カラデシュでは指折りの強力な魔術師とはいえ、魔術師自体が少ないカラデシュでの話。

魔術師がより一般的なラヴニカでは一般2マナゴブリンがその力の半分を使えるというのは少し悲しいところがあります。

PWであり様々な次元を救えるほど強力な魔術師であるチャンドラとの勝負は、既に結果が見えていたかもしれません…。

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実際[-3]で焼かれてしまう

 

呪文を一つ打ち消す度にルーティングすることができます。

否認本質の散乱なんかだと1マナで打ち消し+ルーティングができますね。

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手札の質も重要となるパーミッション戦略においてはかなり強力な効果と言えます。

伝説ながら2枚目の自身を有効牌に変えられるのもいいですね。

 

この能力のせいで勘違いしそうになりますが、1つ目の効果は打ち消しでなくとも減少します。

除去やドロー呪文などもコストが減るのはかなりうれしい。

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一方で結局は1/3でしかなく、またコントロールとしては数少ない除去の対象になるので、結構死にやすいです。

守ってあげてもいいですが、時には見捨てる選択肢を取りましょう。

 

モダンでは青赤ストームで活躍。

同僚はラヴニカの一般ゴブリン。

性質上打消しがデッキにほとんど入らず、2枚目が伝説の為置けないと、むしろゴブリン以下のカードとなっています。

伝説とは何だったのか。ああ悲しい。

 

彼が最も暴れたのは1対1統率者戦です。

大量の打消し呪文と変身をデッキに入れ、打消しとルーティングを繰り返しながら、いつか引き裂かれし永劫、エムラクールになるというバラル変身は猛威を振るいました。

 

この手のデッキにありがちな変身先を引き込んでしまい、デッキに無くなってしまうという問題もエムラクールをルーティングすれば解決するのはいいですね。

あまりに猛威を振るったためにわずか一カ月で禁止になりました。

 

その半年後、新しくブロールが制定されるわけですが、新しいフォーマットにワクワクしながらやってきたプレイヤーを、彼は完膚なきまでに叩きのめしました。

彼は35%のプレイヤーに統率者として指定され、勝率は65%を記録しました。

ブロールチャレンジでは23/32人が彼を統率者として使用しました。

また彼の性質上デッキが打消しを多用する為、当時のブロールは「バラルが2ターン目に確実に着地するスタンダードよりひどい環境」「最もやりたいことをやれない環境」と言われていたとかなんとか。

二か月後にまた禁止されてしまいました。

 

話は変わりますが、明日から新しいブロール・フォーマット『ヒストリック・ブロール』のイベントが始まります!

どんな統率者が活躍するのか。非常に楽しみですね!ではでは!

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