ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

熱烈の神、ハゾレトについて考える

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まもなくMTGアリーナにアモンケットリマスターがやってきます。

そこで今回はアモンケットに収録されたカードの中から1枚紹介したいと思います。

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熱烈の神、ハゾレトですね。

 

アモンケットという次元は、どこまでも広がる広大な砂漠と、その中に荘厳な大神殿を中心とした都市が存在します。

アモンケットの人々は満ち足りていますが、真の望みは五柱の神々に与えられる試練で死亡することを許され、来世に誘われることです。

そんな神々の一柱ハゾレトは激情を司る神で、5つの試練の最後を担当します。

彼女は試練を突破した修練者を我が子として愛しており、二股槍で頭と心臓を貫き栄光ある死を与えます。

 

カード性能としては、4マナ5/4速攻破壊不能と破格ですが、手札が1枚以下でない限り戦闘に参加できません。

起動型能力は、2マナと手札1枚を2点火力に変換する能力で、これで条件を満たしに行く、あるいはそのまま焼き尽くすことが可能です。

また当時はプレイヤーに与えられたダメージをPWに移すことが可能だったため、そういった使い方も可能でした。

 

先行であれば1ターン目1マナ2ターン目2マナ3ターン目1マナ+2マナと動ければ4ターン目から殴ることが可能で、マリガンするとより殴りやすくなります。(ただし土地は引きづらくなります)

伝説ですが、そのカードパワーの高さと起動型能力によりかぶっても手札から捨てられるため、4枚投入されることが多かったです。

一方で破壊不能は持つものの、対処されればリソースの少なさから反撃が厳しくなってしまいます。

ローテ前は闇の掌握、ローテ後はヴラスカの侮辱が主な除去方法でした。

闇の掌握

とはいえそれは赤単アグロの宿命なのでそういった面でも好まれていました。

 

スタンダードでは赤単アグロのフィニッシャーとして活躍しました。

ほとんどこのカードのカードパワーのみで戦っていましたね。

個人的な話をさせてもらえば僕が真剣にMTGをやり始めたのはこのタイミングからでローテ落ちまでずっと使っていました。

そういった意味でかなり思い入れの深い一枚です。

 

リミテッドだと最強。

手札が枯渇しやすく、余った土地とマナをライフに変換できる5/4の破壊不能なんてどうしろと。

 

モダンでもアーティファクトとは全く関係ありませんが、親和デッキのサイドに投入され、アーティファクト対策を全く受けないクロックとして活躍しました。

 

レガシーでも赤単ストンピィで活躍した実績があります。

柔軟性が高くいざとなれば起動型能力で相手を倒すことができます。

 

さて現在はというと…1枚だけですがパイオニアやモダン、レガシーで稀に採用されています。

実際驚異的な戦闘能力ではありますがやはり4マナが重いか…。

 

ちなみに初のチャレンジャーデッキの看板カードです。

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環境第一線で戦っているカードの確定封入された構築済みデッキの発売は本当に衝撃的でした。

 

ヒストリックに参戦する彼女が活躍できるかはメタ次第。

幸い赤単が強力な環境ではありますが、闇の掌握はあるし、トーブランと競合するし、舞台照らしと相性は悪い…。

ただ少なくとも1枚は採用されると思います。

 

明日は彼女の最大の敵となった無貌の神の話です。ではでは!

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