ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

宝石の手の焼却者について考える

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宝石の手の焼却者 (2)(R)

クリーチャー―ゴブリン

サイクリング(1)(R)

あなたが宝石の手の焼却者をサイクリングしたとき、クリーチャー1体を対象とする。あなたは「宝石の手の焼却者はそれにX点のダメージを与える。」を選んでもよい。Xは戦場にあるゴブリンの総数に等しい。

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今日はこちら。日本語訳はMTG公式から。

 

今は昔、世界が一つでバベルの塔を作っていたころのお話ですが、マジックのカードの効果は全体的に影響のあるものでした。

例えば十字軍、じゃなかった不吉の月

不吉の月 (1)(B)

エンチャント

黒のクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。

こちらも公式から。

主に黒単ウィニーで活躍する効果ですが、黒であれば敵味方問わず強化してしまいます。

ミラーだった場合、これを使ってしまうと2マナと手札1枚を失って上に相手の方が修正が多い、ということになりかねません。

(相手は2マナ使ってクリーチャーを展開するでしょうからね)

 

その後、世界がバラバラになり、多言語版が発売されるようになると、自他の区別がつくようになり、自軍だけというバフが増えてきました。

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色も白に変更。妙にしっくりくる。

この辺は他の遊戯王やハースストーンとかも同じ流れをたどっています。

最初から自軍のみにすればいいのに。

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バランス調整の実施 – アップデート9.1 - ハースストーン

 

宝石の手の焼却者は3マナ2/1バニラとあまりにも貧弱ですが、2マナのサイクリング効果と、サイクリングした時の戦場にいるゴブリンの数だけのダメージを飛ばします。

一応部族エンチャントも数えますが、それよりも重要なのは相手の戦場のゴブリンも数えることです。

これにより、相手がゴブリンデッキであれば、こちらの戦場にゴブリンがいなくともダメージを飛ばすことができます。

実際、レギオン収録時にはサイクリングデッキに入っていたそうです。

 

本体性能に比べてあまりに強力なサイクリング効果により、 戦場に出ないクリーチャーとして有名ですが、当時の総帥の召集や現代のマクサスで戦場に出る姿がよく目撃されています。

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このカードの初出はレギオンというパックなんですがこれは何とすべてのカードがクリーチャーという不思議なセット。

その為に、クリーチャー呪文ながら非クリーチャー呪文っぽいカードが多数収録されています。

同じくヒストリック・アンソロジー3で登場した宝石の手の汚染者もすべての戦場のゾンビの数を数えます。

Summon the Packを使うときは是非レギオンを選びましょう。絶版ですけど。

 

現在ヒストリックではゴブリンが隆盛を誇っています。

ゴブリンが並べば2マナのキャントリップ付き除去になるので非常に強力です。

是非使ってみてください。ではでは!

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