今日はこちら。
レジェンドで登場した緑1マナのワールド・エンチャント。
すべてのクリーチャーに速攻を与えます。
ワールドとはレジェンドで登場したパーマネントの特殊タイプです。
ワールド・パーマネントはコントローラーを問わず、戦場に最大1つしか存在できません。
新たにワールド・パーマネントが戦場に出た時、先に出ていた方のワールド・パーマネントは墓地に置かれます。
これは状況起因処理であり、破壊でも生け贄でもありません。
例外としてワールド・パーマネントが複数同時に戦場に出た時そのすべてを墓地に置きます。
その結果先に戦場に出ていた方のワールド・パーマネントが戦場に残る事があります。
ワールド・パーマネントはいずれも豪快かつ強力な効果を、全員が平等に受けるデザインとなっています。
かつてはエンチャントのみが持つことができるものでした。
しかし現在は特殊タイプとして定義されている為どのパーマネントでも持つ事ができます。
とはいえ現在ワールドを持つパーマネントはそのすべてがエンチャントです。
またそのワールド・エンチャントも1997年発売のウェザーライトを最後に収録されていません。
その為ワールド・クリーチャーどころか、そもそも新しいワールド・エンチャントが登場する可能性自体皆無と言っていいでしょう。
対戦相手のクリーチャーにも速攻を与えてしまうデメリットが痛く、当時のスタンダードではほとんど使われませんでした。
主な活躍場所は統率者戦。
主に統率者に速攻を与える為に用いられる事があります。
多くの場合この能力は赤の領域であり、実際ワールド・パーマネントでなくなり、色が変わった集団恐慌がミラディンで登場。
次に緑単色で自軍全体に速攻を与えられるようになるには26年かかりました。
ちなみにこれだけ昔のカードながら再録禁止でない理由は初出がアンコモンだったから。
再録禁止カードはいずれもレアばかりです。
ではでは!