今日はこちら。
カルロフ邸殺人事件にて登場したバットリ。
緑2マナのインスタントで、
クリーチャー1体を対象とし、ターン終了時まで、それに+3/+3修正とトランプルを与える効果を持ちます。
捕食者の一撃の同型再販。
イクサラン:失われし洞窟の圧倒的巨体に続いての同型再販の収録となります。
しかし、今回は変装・クリーチャー、ならびにその存在によりスタッツがかなり歪な調整をされているため、+3/+3修正の与える影響が大きく、かなり強力な1枚となります。
例えば3マナ2/3のコモン・クリーチャーが環境に存在せず、タフネスが低くなりやすいのは、トランプルにとって大きな追い風となっています。
護法により除去の価値が低くなっているのも追い風。
とはいえトップコモンかと言われるとそうでもなく、コモンの中の勝率で見ると上から13番目、緑の中でも4番目と、強くはあるけど他に取りたいカードもあるといった感じです。
ただこれはプレミア・ドラフトの話。
クイック・ドラフトでは4番目まで上がっており、緑の中で最も勝率の高いコモンとなっています。
その理由はクイック・ドラフトの仕様によるもの。
クイック・ドラフトではbotがピックしてくれるのですが、内部でどの順番でカードをピックするかというのが決まっており、今回の場合はどうやら次の順番になりそう。
確かに勝率は高いカード群なのですが、上から7枚がすべて白となっており、これにより白が満足にデッキが組めず、価値が急落。
特に5、6枚目のカードは白系アグロを組む上で複数枚取りたいカードとなっており、これらが極端に取りづらくなっている為にそれぞれの勝率も低下。
5枚目に至っては平均的なカードよりも勝率が低く、6枚目に関しても他のカードと殆ど遜色ない勝率となっています。
白が凋落したことで代わりに台頭してきたのが緑。
プレミア・ドラフトではボロスとセレズニアが突出して勝率を出していたのですが、クイック・ドラフトでは王者ボロスが5位に転落。
トップはシミックで、次いでゴルガリ、アゾリウス、グルールと続いていきます。
白系アグロの低迷により、遅めのデッキの立ち位置が良くなって来ているのも面白いですね。
狂信の力に話を戻すと、競合だった吉報の訪れの数が減ったため、相対的に更に重要度が上がったといったところでしょうか。
それもこれもbot君のボロス信仰のおかげ。
正に狂信の力といった感じですね。ではでは!