ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

サイクロンの裂け目について考える

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今日はこちら。

 

ラヴニカへの回帰にて登場したバウンス呪文。

青2マナのインスタントで、

自分のコントロールしていない、土地でないパーマネント1つを対象とし、手札に戻す効果と、

超過(6)(青)を持っています。

 

超過はラヴニカへの回帰で登場したキーワード能力。

その呪文を超過コストで唱えると、それが取り得る対象すべてにその効果を発揮します。

英語名のOverloadがすごくかっこいい。

 

素キャストだと分散の下位互換。

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自分のパーマネントが戻せないのは痛いものの、基本的には対戦相手のパーマネントに使いテンポを取る呪文なのでそれほど使い勝手が悪い訳ではありません。

 

真価は超過でキャストした際。

対戦相手の土地でないパーマネントすべてを手札に戻す効果は言うまでもなく強力。

リミテッドでは文句なしのエンドカードで、統率者戦においても通ればそれだけで勝てるレベルのぶっ壊れカード。

7マナと重いものの色拘束がゆるいので多色デッキでも採用率高め。

またインスタントゆえ相手のエンドフェイズに差し込めるのも非常に強力。

超過の凶悪さを考えればソーサリーでもよかったのでは?

 

2017年頃から主に統率者需要により価格が高騰。

300→3,000と高額カードの仲間入りを果たしていましたが、モダンマスターズ2017、ダブルマスターズ、統率者マスターズ、ラヴニカ・リマスターと幾度となく再録され少しずつ価格が2,000円ほどまで落ち着いてきました。

むしろ当時300円だった2017年にモダンマスターズに再録されたのはなぜ…?

ラヴニカ・リマスターで旧枠登場は嬉しいけど、馴染みのある初期イラストがよかったなぁ…。

 

超過コストは代替コストなので、マナ・コストを支払うことなく唱えるなどで踏み倒すことはできません。

(わりと唯一の良心)

マナ総量は素の呪文のマナ総量を参照します。

 

素キャストの場合対象を取りますが、超過で唱えた場合は対象を取らないため呪禁なども対処可能です。

これも強力な点。

 

実はエクスプローラー・アンソロジー3でMTGアリーナにも実装済み。

現在は1:1ヒストリック・ブロールしかありませんが、いずれ4人戦が実装されればその際には日の目を浴びるかもしれません。

エクスプローラーでの採用実績は無し。

 

超過が強力なのは言うまでもないのですが、素キャストも十分強力。

相手のコンボを止められる機会も少なくないので、あまり固執せずに唱えるのも手です。

抱えて負けないよう注意。

ではでは!

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