ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

激情の後見について考える

f:id:rodasha:20230724104526j:image

今日はこちら。

 

統率者2020で登場した統率者ピッチサイクルの青。

青3マナのインスタントで、

統率者をコントロールしているとマナ・コストを支払うことなく唱えられる永続型能力と、

クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消せる効果を持っています。

 

素のコストが1マナ重くなった代わりに統率者がいれば踏み倒せるようになった否認

f:id:rodasha:20230717105231j:image

統率者さえ出していればマナを構える事無く打ち消しを構える事ができます。

 

統率者は対戦相手が3人、総ライフ120点と非常に多い為、普通に殴り倒すよりも一度に全員倒せる無限コンボが有力とされています。

大抵のコンボはクリーチャーだけで完成しない為、そこには激情の後見が割り込める余地があります。

(逆に言えばクリーチャーだけで完結するコンボはそれ自体が強みとなります)

また逆に打ち消しに対抗する一般的な解答もまた打ち消しであり、こちらのコンボを通す際にも激情の後見は有用です。

単純に除去を弾くのにも有効であり、その使用機会はかなり多いと見て間違いありません。

 

統率者をコントロールするという条件自体も統率者次第ではあるものの基本的には容易で、また毎ゲーム当然のように満たされる条件でもあります。

そもそも条件を満たさずとも3マナと十分支払うことが可能なマナ総量であり、現に俗に言う素撃ちで唱えられる事も少なくありません。

 

固有色が青なのも強力な条件の一つで、青は最も打ち消しを行いやすい色であるのに加え、アドバンテージ獲得手段も多く有しています。

統率者戦ではコンボパーツを探しに行く以外にもクリーチャーや除去を探しに行く為にアドバンテージは普段よりも重視される要素であり、土地ですらより重い呪文を唱える為に必要となります。

 

まとめると条件、使用機会共に使いやすく、非常に優秀な為に、色が合い、持っているのであれば、是非とも採用したい1枚となります。

 

需要に対し供給があまりにも無かった為に1万円前後で取引されていた1枚。

統率者マスターズで再録が決まったものの半値で取引きされてまだ5000円なので高額カードとなる事に変わりはないでしょう。

 

素守り、ガヴィがアートとフレーバー・テキストに描かれています。
f:id:rodasha:20230717115137j:image

母の愛は巣を守るそう。強い。ではでは!

プライバシーポリシー