今日はこちら。
ギルドパクトで登場した力線サイクルの黒。
ゲーム開始時の手札にあるなら、これが戦場にある状態でゲームを開始できる置換効果、
カードがいずれかの領域から対戦相手の墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する常在型能力を持ちます。
代表的な墓地対策カードの1枚。
設置できれば対戦相手の墓地利用戦術を完膚なきまでに否定する事ができます。
また初手にあればマナを支払う事無く設置でき、唱えていない為打ち消される心配もなく、当然手札破壊で落とされる事もありません。
また後攻であっても対戦相手の1ターン目の動きから咎める事ができるのも大きな評価ポイント。
死亡誘発を誘発させなかったり、墓地を経由する事無く追放されたりと、その影響力はかなり大きいものとなっています。
カードでないトークンは墓地に落ちるのは注意。
エターナルではドレッジやリアニメイトへの強烈なサイドボードとして活躍しており、中には黒マナが一切出ないにも関わらず採用される事も。
元々素キャストの為のコストは4とエターナルとしては非常に重く、仮に唱えられたとしても他の選択肢を優先すべき場面が多いので、理に叶っているとも言えます。
ヴィンテージのドレッジではメインから4枚採用される事も。
環境柄墓地利用が多い事に加え、黄泉からの橋が追放されにくくなるというシナジーがあります。
力線サイクルはその後、基本セット2011、基本セット2020でも作られたのですが、その際新規に混じり両方で再録。
その理由としてリード・デベロッパーのエリック・ラウアー曰く虚空の力線こそが黒の力線として完璧と語っています。
なお基本セット2020では神聖の力線と予期の力線も再録された為、新録は赤と緑のみとなっていました。
再録には恵まれていたものの、需要も高かった為にサイクル内で最も高かった1枚。
ただ現在では時のらせんリマスター、及びエルドレインの森のおとぎ話カードとして再録された事で価格もかなり落ち着いてきました。
勿論その強さは健在。
パイオニアから使用可能なので、墓地利用デッキが台頭してきた場合には是非とも検討してみましょう。
ではでは!