今日はこちら。
ルアゴイフとはアイスエイジで初登場したクリーチャー・タイプ。
そのクリーチャーはその名もずばりルアゴイフ。
その後オデッセイで食うものサイクルが登場し、以降次元の混乱や未来予知で細々と登場した。
サイクルの一匹、土を食うものはMTGアリーナにも実装されている。
未だにお会いしたことがない。誰かレアワイルド切って使ってやってくれ。
いずれも墓地を参照してサイズを決定する能力を持ち、ある程度墓地が越えていれば圧倒的なサイズでゲームを終わらせる。
未来予知で登場したルアゴイフ。
全ての墓地にあるカード・タイプの総数に等しいパワーと、それに1を加えたタフネスを持つ。
原初の一体と同じく墓地を全て焼かれても生き残る半面、他のルアゴイフと違いサイズ上限を持つ。
現在の最大は8/9である。
登場した当初の評価はカスレア。
当時はプレインズウォーカーと言うカードタイプが存在せず、また未来予知には他に大量にインパクトの強いカードがあった為、それらに埋もれて試そうとするプレイヤーがほとんどいなかった。
そもそもこのクリーチャーはどこまで行ってもサイズだけが取り柄であり、実際そこまで強そうに見えなかったというのも仕方ないところではある。
しかしその後、数々のトーナメントで結果を残し、今では緑を代表するクリーチャーとして数々のフォーマットで暴れまわっている。
一般的にインスタントやソーサリーは墓地に落ちてあることが多く、クリーチャーも一体くらいは死んでいることが多い。
そこからフェッチランドで土地が落ちて4/5くらいまでなら安定する為、2マナとは思えない高いコスト・パフォーマンスを発揮する。
2マナと軽いもののサイズはフィニッシャー級であり、そこから除去や打ち消しなどで守ってやればそのままゲームを決めてくれる。
色拘束も弱く、多色デッキでも問題なく使いやすい。
また墓地対策にも強く、片方の墓地のカードを全て追放してもサイズがそのままということも十分ありうる。
仮に全て取り除かれたとしても0/1として残り、いずれまたサイズが膨れ上がっていく。
というか自分の墓地を焼いてもほとんど問題にならないので、渋面の溶岩使い何かとも平気で併用されたりしていた。
墓地のクリーチャー焼いても、それでクリーチャー落ちれば問題ないしね。
序盤のサイズの上げ辛さは難点。
とはいえ現在彼を使えるカードプールであれば、フェッチランドや1マナの呪文は大量にあるため、そこまで問題にはならないだろう。
炎の印章やタール火等を使えば更なるサイズ上昇が見込める。
しかしこれは同時に相手のタルモゴイフのサイズも上昇させてしまう為、次第に数を減らしていった。
癖がなく単体で強い最強の2マナクリーチャーの座をほしいままにしていたタルモゴイフ。
しかしとある一枚の登場により、その玉座から落とされてしまった。
それが致命的な一押し。
いくらサイズが大きくても所詮は2マナ。
カードアドバンテージも獲得できないバニラ同然の彼は、このカードの登場以降その価値を(ほんの少し)下げることになってしまった。
とはいうもののやはりサイズは正義。
現在もその巨体を生かしてレガシーでバリバリ活躍している。
カスレアからトップレアへと昇華したサクセス・ストーリーはあまりにも有名。
次のセットのタルモゴイフを次こそ見極めたい!ではでは!