今日はタイムレスについて。
タイムレスは2023年12月12日に実装されるタルキール覇王譚リマスターと共にMTGアリーナにやってくる新フォーマットです。
このフォーマットでは今回やってくるフェッチランドに加え、これまでに実装されたあらゆるカードが使えます。
そう、あらゆる──
おっと!
忘れていました。
タイムレスではほとんどあらゆるカードが4枚採用できますが、一部のカードに使用制限が掛かります。
しかしタイムレスにおいてあらゆるカードが使用可能なことに嘘偽りはありません。
これらのカードはMTGアリーナ初の制限カードとしてタイムレスで1枚だけなら使用可能です。
この内悪魔の教示者に関しては色が合えば採用されることになるのではないでしょうか。
タイムレスはなぜ実装されたのでしょうか?
これにはボーナスシートが深く関わってきます。
ストリクスヘイヴン: 魔法学院はMTGの歴史を語る上で実はかなり重要なセットです。
過去の強力なインスタントやソーサリーを再録したミスティカルアーカイブは、このセットの売上に大きく貢献しました。
このボーナスシートはその後兄弟戦争、機械兵団の進軍、エルドレインの森にて実装されることになります。
これらのボーナスシートはそれらが元々使えるフォーマットにて使うことができます。
現実の世界では主に統率者で使われ、あるいはモダンやレガシーなどで使用されます。
それらをプレイしていなければそのまま売るというのも選択肢の1つでしょう。
しかしMTGアリーナではそうは行きません。
ヒストリックはそれらのよい受け皿となりましたが、多くの魅力的なカードがその下にこぼれ落ちていきました。
それらのカードが現実のフォーマットでは非常に人気が高いにも関わらずです。
タイムレスはそれらの強力なカードのために用意されました。
1ターン目から敏捷なこそ泥、ラガバンを戦場に出すことも、渦巻く知識を撃った後にフェッチを切ることも可能です。
また今回パイオニアの禁止改定にて密輸人の回転翼機が解禁されましたが、アモンケットリマスターでは当時禁止されていたために実装されていません。
現在エクスプローラーで最も試したいカードである密輸人の回転翼機が実装されていないことは、そのフォーマットを回すのに大きな損失となります。
今後そういったことがないように使えるフォーマットがあるという体で実装しておくことは非常に重要だと思います。
(穿った見方をすればこの禁止改定はタイムレス導入のためのサポートと見れなくもないでしょう)
とはいえパイオニアの禁止カードが解禁されることはかなり珍しいですし、フェッチランドの解禁はまずありえないと言っていいです。
どちらかというとこれはタルキール覇王譚リマスターにてフェッチランドを実装し、パックの購入を促進するためだと思います。
まあタルキール覇王譚といえばフェッチランドという位には有名なカードですし、使わせたいけどモダンはMTGアリーナには無いから、という見方もできます。
普通にヒストリックでフェッチランド解禁でも良かったと思いますけどね…。
とりあえずは青赤猿や4色オムナス辺りが強そう。
ではでは!