ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

巣主スリヴァーについて考える

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今日はこちら。

 

基本セット2015で登場した5色5マナ5/5の伝説のスリヴァー。

これを含むすべてのスリヴァーに破壊不能を与えます。

 

部族デッキにおいて一番楽しい瞬間といえば、やはりロードをプレイする瞬間でしょう。

大量に並べたクリーチャー達がロードの登場により一気に強化される。

軍隊の指揮を上げるロードの存在は、部族デッキにおいて必要不可欠な要素です。

強力な部族デッキの1つマーフォークの、8ロードや12ロードなんていうのは、ロードの多さが部族デッキの強さにそのまま現れた形と言えるでしょう。

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では、ロードの一番多い部族は?

それはスリヴァーをおいて他にありません。

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テンペストで初登場し、その後何度もフューチャーされているこの部族は、そのほぼ全員がロードとなっています。

その為スリヴァーを並べれば並べるほど多くのキーワード能力やサイズ修正を受ける事ができ、非常に強力な盤面を作れます。

 

このロード能力ですが、初期は本当にスリヴァー全員にかかる能力でした。

なのでスリヴァー同士のミラーであれば、お互いのサイズや能力がとんでもないものになります。

是非スリヴァーデッキ同士でEDHをしてみたいですね。

 

ただ流石におかしいと思われたのか基本セット2014で登場したスリヴァー達は、自分のコントロールしているクリーチャーのみに修正を加えるようになりました。

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その後モダンホライゾンで登場した際にも自分のコントロールしているスリヴァーのみに修正を加えるようになっていた為、今後登場する際にも自分のコントロールしているスリヴァーのみになりそう…。

少しさみしい…。

 

では逆に部族デッキにおいて一番悲しい瞬間といえば、やはり全体除去を撃たれた時でしょう。

せっかく並べた軍団がきれいさっぱり流される様を見せられるのは、かなり悲しいものがあります。

そもそも全員がロードであるスリヴァーにとっては、例え単体除去であってもかなりの痛手となってしまいます。

 

しかし巣主スリヴァーがいれば大抵の全体除去は効きません!

すべてのスリヴァーに破壊不能を与える効果は部族デッキの常識を覆します。

ジョークルホープの後に残るのはあなたの統率者とその忠実な部下だけです。

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自分から全体除去を撃つのはかなり理に叶った行動と言えるでしょう。

 

他の例に漏れず本体も破壊不能とロードとして一部の隙もありません。

ただし過信は禁物。

自分がジョークルホープを撃ったのに対応して追放されてしまった場合、大将を失った哀れな部下達も一緒に海の底へ沈んでいきます。

 

5色の伝説のスリヴァーとしては歴代4体目であり、開発秘話としては、前年の基本セット2014の際に、それまで恒例だった5色のスリヴァーがいなかった事に対し、不満の声が上がった為、急遽作られたと言われています。

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そこまでのスリヴァー達は全員7/7であり、巣主スリヴァーもそうなりかけたのですが、テストプレイの結果強すぎる事がわかった為、現在の5/5で作成されました。

 

アリーナにやってきた二人目の伝説の5色スリヴァー。

その強大さは折り紙付き。

エクスプローラーで結果を残すことは難しそうですが、ヒストリック・ブロールでぜひ使ってみたい1枚です。

ではでは!

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