今日はこちら。
珍しい事に白の1/2/1クリーチャーの歴史は古く、アルファ版のサバンナ・ライオンにまで遡ります。
これは白が小型クリーチャーに優れた色である為であり、マナレシオ1に満たないクリーチャーの多い黎明期において破格のスタッツであったことは言うまでもないしょう。
時は流れ、伝説である代わりに2/2の今田家の猟犬、勇丸やアンコモン版の先兵の精鋭、さらには明確なメリット持ち尊い騎士等が登場しました。
墜ちたる者の案内人はその後継となる1枚です。
本体は1/2/1のスピリット・戦士。
人間ではありませんが、変容させることは考えにくいです。
スピリットな為鎖霊とシナジーを持ちますが、それよりは戦士であることで恩恵を得る機会が多いでしょう。
誇示は2マナで1/1人間・戦士の生成。道案内のお客でしょうか。
たかが1/1と侮るなかれ、手札を温存出来る為かなり強力です。
1マナで出して2マナで生成と1枚で強力な流れを作り出せますし、相手の展開が遅れれば更なる展開が望めます。
人間と非人間と言うことでシナジーが組めます。例えば一心同体。
両方に破壊不能が付きます。
そもそも1/2/1というスタッツは非常に優秀で、2/2/2や3/3/2と相討ちが取れます。
しかもただ交換した場合、戦場には1/1トークンが残っている為、まだ有利です。
カルドハイムのコモン・クリーチャーは28/54がタフネスが2以下である為、リミテッドではアンコモンと思えないほど非常に強力です。
スタンダードでは早速ボロスアグロに採用されています。
カルドハイム最強カードスカルドの決戦がマナコストの少ないカードと相性がよく、1/2/1と高い本体性能を持ちながら、同時に横展開も行うこのカードは非常に相性がいいです。
また本体もトークンも戦士であることとゼンディカーの夜明けで赤白に与えられた部族が戦士であったことから、ボロス戦士を組むこともできます。
特にカルガの威嚇者は3/3/3と本体が優秀なスタッツを持ちながら、戦士全体に+1/+1を与える優秀なロードであり、3ターン目に出すと、2/2、3/2、3/3が並ぶことになります。
このまま活躍し続けるのか。注目の一枚です。ではでは!