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皆さん、初夢は見れましたか?
初夢とは新年最初に見た夢でその一年の運勢を占うという日本の風習で、一般的には1月1日から2日の間に見た夢が初夢とされています。
そんな初夢で見ると縁起がいいとされているのが、「1富士2鷹3茄子」と言われています。
元は徳川家康公が好きなものランキングだったとか、4扇5煙草6座頭と続くとか諸説あります。
調べてみると面白いかもしれません。
1は富士山ですが、海外発祥のMTGには残念ながら富士と名前につくカードはありませんでした。
まぁ日本発祥のTCGにもほとんどないのですが…。
2は鷹です。鷹と言えば戦隊の鷹が有名ですね。
他にも色々な鷹がいるのですが、現スタンダード環境にはマーフォークの鷹匠のみ。
いまいちパットしないカードなので今回は保留。
というわけで今回は茄子ことアゴナスの雄牛について。丑年ですしね。
アゴナスは死の国の地名です。
そこにはとある戦士の伝説があります。
その戦士は荒ぶる雄牛を手なづけ、その背に乗って二クスにまで行ったと言われています。
二クスも死の国の地名ですね。
ただこうした自由を求める戦士の魂は有罪となり、雄牛のねじれた角に封じられることになりました。
元ネタはクレータの雄牛と予想されます。
クレータの王ミノスは義父アステリオスが亡くなった後、その王権を受け継ごうとしましたが、人々から反対させてしまいました。
人々を納得させる為に、海の神ポセイドンから後に生贄に捧げて返すと誓ったうえでそれはそれは美しい雄牛をもらいました。
しかし、この雄牛のあまりの美しいこと。
ミノスは一目ぼれし、他の牛を生け贄に捧げてしまいます。
怒ったポセイドンは雄牛を凶暴に変え、王妃パシパエの性癖を歪めます。
18禁展開なので詳細を省きますが、この雄牛とパシパエの子がミノス王の牛ことミノタウロスです。
実際ミノタウロスとこの雄牛は深い関連があったわけですね。
その後王はこの忌み子を迷宮に閉じ込め、後にヘラクレスがこの雄牛を退治するわけなのですが、でもそれはまた別の話。
いつかまた別の時に話すことと致しましょう。
5マナ4/2とスタッツは貧弱。
ただし戦場に出た時に手札を捨てる代わりに3ドローできるので、状況次第ではコスト以上の働きをしてくれる。
脱出コストは追放枚数こそ8枚と全脱出中最大だが、マナコストはわずか2マナと非常に軽く、さらに+1/+1カウンターを1個追加で置ける為、5/3という強力なスタッツで戦場に出る。
当然その際にも手札捨てて3ドローは誘発する為、非常に強力。
できれば手札があまりない状態で戦場に出したいが、仮にあったとしても脱出コストに当てられる為無駄がない。
まあリソース損であることに変わりはなく、できるだけ捨てたくないのは変わらないが慰めとして。
人生ゲームで家燃えた人に火災保険入っててよかったねと言ってるようなもの。
モダンで主にマルドゥ・パイロマンサーの主要アドバンテージ源として大活躍中の騒乱の歓楽者を彷彿とさせる能力。
同様にバーンやスライ等手札を減らしやすいデッキや、除去や手札破壊を連打する(=墓地が肥える)デッキでの活躍が考えられる。
ただ、ゼンディカーの夜明けでディミーア・ローグが登場したことにより、その対策としてデッキに入り始めました。
2マナという軽い脱出コストに加え、1枚で8枚ものカードが追放できるのも評価が高く、非常に有用なカードとなりました。
カルドハイムで再評価されるカードは現れるのでしょうか。
今年もよろしくお願いします。ではでは!