今日はこちら。
鯨は現在12体しか存在しない珍しいクリーチャー・タイプで、初出はエクソダスの殺人鯨。
その後も細々と登場しているマイナー種族です。
基本は海を泳ぎますが、カラデシュでは霊気を泳ぐ種類が登場しました。
現在最も活躍した鯨はウルザズ・サーガの巨大鯨。
天上の餌あさりはこれを越えられるのでしょうか。
統率者2020で登場した6/3/3飛行のエレメンタル・鯨。
目も当てられないようなスタッツですが、探査が付いているので実際には最低2マナで唱えることができます。
ただ飛行と色の違いという差はあるものの、それだけだとグルマグのアンコウにサイズで二回り、最低マナ1マナ負けてしまいます。
エレメンタルの種族サポートを受けられますが、相手はゾンビ。
種族の恩恵はよくて互角まででしょう。
それを埋めるのが攻撃宣言時にこのカードによって追放されたインスタントやソーサリーを手札に戻すことができる能力です。
大抵は探査の際に使ったやつですね。
最大で4枚ものカードを回収できます。
統率者セットで登場したので、他のフォーマットではレガシーやヴィンテージでしか使えません。
ただ軽いインスタントやソーサリーの跋扈するレガシーではかなり強力なカードで、1マナ呪文を連打していけばマナ加速無しでも3ターンで4枚追放した状態で唱えることができます。
インスタントやソーサリーを4枚唱えて、2マナで出して次のターン攻撃でようやくアドバンテージを得ることができると非常にゆっくりとしています。
また除去耐性もありません。
ですが、青である為カウンターで守ることができますし、いざというときは意志の力の手札コストに当てることができます。
墓地リソースを失ってしまう為、瞬唱の魔道士との相性が良くありません。
また自然の怒りのタイタン、ウーロとも相性が悪く墓地リソースを食い合ってしまいます。
とはいえ青単色で最大4枚ものカードアドバンテージを稼げるのは魅力的です。
先日の禁止改定で禁止された戦慄衆の秘儀術師の後釜として、枚数は抑え目ですがイゼットデルバーに採用されています。
マナ総量で落ちないのは探査系のいいところですね。
コイツは稲妻で落ちますが。
今後もレガシーではよく見かけるカードになるかもしれません。
4枚使うことは少ないと思われるので使う予定のある方は2枚ほど確保しておいた方がよいかもしれません。
ではでは!