ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

征服者のフレイルについて考える

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今日はこちら。

 

統率者2016で登場した2マナ装備(2)の装備品。

自分のパーマネントが持つ色1つにつき+1/+1の修正とを与え、クリーチャーにつけられている間自分のターンに対戦相手が呪文を唱えられなくなる効果を持ちます。

 

護民官のサーベルと異なり装備しているクリーチャーの色が多い必要はないので、他のパーマネントを並べる事で無理なく修正値を大きくする事ができます。

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ただそれ以上に重要なのがクリーチャーに付いている間、対戦相手が呪文を使えなくなる能力。

こうなってしまうと対戦相手の動きはかなり縛られてしまう為、悠々とコンボを決める事ができます。

 

ちなみにこの時対戦相手が取れる行動としては例えば天上都市、大田原によるバウンスなんかがあります。

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前よりはマシになったという所でしょうか。

 

エターナルでは同じ能力を内蔵し、呪禁まで持っている龍王、ドロモカやそもそもインスタント・タイミングで呪文を唱えられなくなる時を解す者、テフェリーが存在します。

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単体では何もできないので大抵はこちらが優先されると思いますが、無色であり固有色に関係なく入れられるので統率者では活躍してくれているとか。

 

今回ダブルマスターズ2022で再録。

龍王ドロモカ護民官のサーベルも一緒です。

後者なんで?

 

装備しないと効果が出ないドラクエみたいな装備品。

そういえば現実チップもそうでしたね。

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ではでは!

魂の洞窟について考える

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今日はこちら。

 

アヴァシンの帰還で登場した特殊地形。

戦場に出るに際しクリーチャー・タイプを1つ選び、タップすると無色マナか、そのタイプのクリーチャー・呪文を唱える為にしか払えない代わりにその呪文が打ち消されなくなる好きな色1色のマナを加えます。

 

古代の聖塔すべてを護るもの、母性樹を足して1で割ったようなカード。

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デッキ構築さえ気を付けてしまえばクリーチャー呪文に関しては5色土地のように使う事ができ、加えて打ち消されなくなると非常に強力な1枚。

他のクリーチャー・呪文や非クリーチャー呪文であっても無色マナとして使う事ができ、伝説でもタップインでもない為かなり強力です。

部族デッキは勿論フィニッシャーを少数に絞ったデッキでもカウンター対策として採用される事があります。

 

エルドラージの場合無色マナの支払いにも当てる事ができます。

ただこの場合打ち消されない効果はなくなります。

 

逆に不特定マナの支払いにも当てる事ができ、その場合も打ち消されません。

刻まれた巫女のような烈日も問題なく発動します。

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このようなクリーチャーを採用する場合クリーチャー指定がかなり難しそうですが。

 

スタンダードでは当時部族デッキが主流であった為大活躍。

モダンでも5色人間に採用されています。

エターナルではさらに目くらまし意志の力が飛んでくる環境なので重要度が上がり、部族デッキのキーカードとなっています。

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最近のカードであり再録もされやすいのですが、能力の性質上4枚必須なので価格は1万円ほど。

必要であれば発売直後に押さえたほうがいいかと。

 

個人的な話をすると毎回石の洞窟とごっちゃになります。

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これもこれで高いんだよなぁ…。ではでは!

魔力の櫃について考える

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今日はこちら。

 

アンリミテッドで登場した強力なマナファクト。

1マナで戦場に出てタップすると無色3マナが加えられるものの、再度使用する為にはアップキープに4マナ払う必要があり、ドローフェイズ開始時にタップ状態なら1点ダメージを受けます。

 

4マナはやはり重く、使ったターン以降は毎ターン1ダメージを受ける一時的なマナ加速になる事も。

とはいえ強力なマナ加速である事に変わりはなく、特に速攻デッキであればそれほどダメージを受けません。

疑似儀式的なカードという事もあり、能力とも方向性があっています。

 

その強さの一方で注目されるようになったのはかなり後。

というのもアンリミテッドには瞬発力では若干劣るものの恒久的なマナ加速として使える太陽の指輪、そして瞬発力であれば未来永劫負ける事は無いであろうBlack Lotusが存在しました。
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こんな状況で魔力の櫃に注目しろという方が無理でしょう。

 

最初に注目されたのはMoMa

アーティファクトカウントを増やせるのでトレイリアのアカデミーと相性がよく、その禁止後は精神力と組んで大量のマナを生み出しました。

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その後ウルザズ・レガシーでは修繕と組んで記憶の壺をサーチするのに使われたりしました。

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タップ状態になった魔力の櫃を有効活用できるので特に相性が良かったそうです。

それで死ぬような遅いデッキには見えませんが。

 

流石に暴れすぎたのか第5版を最後にローテ落ち。

それ以降スタンダードに帰ってくる事はありませんでした。

上を見ると正直相方が壊れていただけのような気もしますがら安心してください。

ちゃんと壊れてます。

 

能力とは引き換えに強力ながらその強さが認識されるのに時間がかかった1枚。

その為に長く収録されました。

流通数が多く価格も1万円とまぁこのレベルのカードとしてはお安くなっています。

 

他の強力なマナファクト同様レガシー禁止、ヴィンテージ制限となっている1枚。

一番使われているのはやはり統率者でしょうか。

手に入りやすくなるのはいいですね。ではでは!

グリーン・スライムについて考える

今日はこちら。

 

統率者レジェンズ: バルダーズ・ゲートの戦いの統率者デッキに収録された3マナ瞬速ウーズ。

戦場に出た時発生源がアーティファクトやエンチャントであり起動型や誘発型である能力を打ち消し、それによってパーマネントの能力が打ち消されたらそのパーマネントを破壊する能力を持っています。

また予顕を持っており、その場合は(緑)1マナで構えられます。

 

3マナ2/2瞬速は統率者戦とかでは流石に力不足。

能力を誘発させる場合以外では戦場に出る事はないでしょう。

 

能力が誘発してしまえば仕事を終わらせるタイプの置物に対して有効な対処手段であり、無効にできれば破壊できるので後腐れもありません。

鏡割りの寓話

一方でそのタイミングでしか破壊できず、そもそも起動型能力や誘発型能力を持たない置物は破壊できません。

血染めの月

またマナ能力は即時解決され無効にできるタイミングが無いので破壊できません。

魔力の墓所

なかなか面白いカードだと思います。

 

イラストでは男性がグリーン・スライムの犠牲になってますが、効果的には破壊できるクリーチャーはエンチャントかアーティファクトのみ。

装備品やオーラが破壊されたと考えれば…?

え…服だけ溶かすスライムってコト…?

 

かなり珍しい能力ですが、この手のカードとしてはRustが一番の元祖でしょうか。

アーティファクトだけでなくエンチャントまで無効にできる、及び無効にしたものを破壊できるのはこれが初かと。

でもそもそもが置物なのに1回無効にした程度では実際何にもならないような気もします。

 

レガシーやヴィンテージでも使用可能です。

予顕もできるので土地2枚から使用可能。

ただ結局は3マナかかりますし、能力もかなり限定的で、使われる事はないでしょう。

 

ただこういう唯一無二はたまにかなり高くなることがあるというのがよくあります。

僕はそうは見えませんが果たして…?ではでは!

統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いドラフト感想

今日は社内ドラフトで統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いをやってきてたのでその感想とかを書きます。

 

ルールは以下。

・8名でドラフト

・1パックは20枚

・1回で2枚ずつピック

・デッキは統率者を含めて60枚ちょうど

・伝説のクリーチャーをピックできなかった場合、あるいは背景選択をピックしたけど色の合う背景をピックできなかった場合は正体を隠した者をクリーりゃー又は背景に選択できる

4人で統率者戦を行い、勝敗を決めます。

いつもより時間がかかるうえに一度の対戦相手も多いので多くても2ラウンドといったところでしょうか。

 

ちなみにドラフトのレアの分配には主に取り切りと順位取りがありますが、今回は取り切りを強くお勧めします。

理由としては3つあります。

1つ目がパックから出るレアの枚数が1-3枚と幅広く全部回収できたかが分かりづらい点。

2つ目が統率者戦が明確に順位を決めるのにあまり向いていない点。

3つ目が出るレアの価値が全体的に低く、並べた時に悲しい気持ちになりやすい点です。

 

結果としては3位-3位-2位と勝ちきれませんでしたが、いくつか感じたことがあるのでそれを残しておこうと思います。

僕の屍を越えて行け。

 

①初手で片方は色を決めよう。

これは統率者の固有色ルールによるものです。

タッチがルールでできない関係で色の合わないカードのピックを防ぐ為にも決め打ち気味のピックが推奨されると思います。

余程の事が無い限りこのセットでは初手のパックから出たクリーチャーを統率者にデッキを組むことになると思います。

特にマルチのレアは最高。

九本指のキーネ

1枚で能力が完結しているものが多く、デッキの方向性を考えやすいです。

例外としては非伝説の高額レアを引いた場合で、この場合は色の合う統率者を求めてピックを続けていくことになりそうです。

エインシャント・カッパー・ドラゴンディスプレイサーの仔猫

 

②背景選択クリーチャーは弱い。

ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン

次がコレ。背景選択持ちのクリーチャーは基本的に背景が付いて一人前みたいな性能が多く、伝説としてはいまいち強くない気がします。

これに関してはカラーマーカーとして使う場合を考えると結構わかる話で、仮にこの枠が強いと途中でピックされる事が多くなり、卓が正体を隠したものだらけになってしまいます。

流石に意味が分からない。

 

③背景は強い。

酒場流喧嘩殺法

一方の背景はかなりプレイアブルなカードが多かったです。

背景選択と異なり、これらのカードは如何なる統率者・クリーチャーとも組み合わせて使う事ができます、

特に上の酒場流喧嘩殺法はアドを稼ぎながら強化もできるかなり強力な背景。

赤の絡む統率者なら押さえておきたい1枚です。

 

以上、こんなところで。

ドラフトは楽しかったので、安くなったら買おうかな…ではでは!

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