ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

魔女の印について考える

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今日はこちら。

 

エルドレインの森にて登場した単体強化付きルーティング。

赤2マナのソーサリーで、

自分のクリーチャー最大1体を対象とし、

1枚捨ててもよく、そうしたなら、2枚引き、

ひねくれ者・役割・トークンをそれについた状態で生成する効果を持ちます。

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苦しめる声の強化版。

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自分のクリーチャーがいれば、追加でひねくれ者・役割・トークンも生成できます。

 

対象にとるクリーチャーは最大1体なので、対象に取らずに唱えることも可能。

その場合は単純に手札を入れ替える効果となります。

またクリーチャーを対象に取る場合、そのクリーチャーがスタックで除去されてしまうと立ち消えてしまいます。

しかし手札を捨てるのが追加コストではなく効果となっているため、その場合でもアドバンテージ損失が抑えられています。

代わりにコピーした場合に旨味が少なくなっているのはしょうがないところでしょうか。 

 

リミテッドでの評価は強め。

全赤のコモン中6/17位に位置しており、取れてカードが無ければまあ入るかもくらいの強さです。

環境的に黒赤アグロが強く、クリーチャーを用意しやすいため、土地を捨てながら強化もきっちり狙えるのが高めの勝率に繋がったと思われます。

 

一方スタンダードでは2マナの手札入れ替えは悠長で、ほとんど使われず。

しかしその後、ブルームバロウにて、自分の呪文や能力の対象になるたび、何らかの能力が誘発する雄姿・クリーチャーが登場。

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これによりシナジーが生まれ、単なるルーティング呪文ではなくなったものの、構築で使われるにはまだまだ力不足でした。

 

さらにダスクモーン: 戦慄の館では、自分のクリーチャー1体のみを対象とするインスタントやソーサリーを唱えるたび、それをコピーする残響の力線が登場。

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これによりコピーが容易となったため、アドバンテージの獲得が可能となりました。

手札コストに不要な力線を当てられるのも相性が良くなっています。

ただ強化が役割・トークンのため、同じクリーチャーを対象に取り続けても強化はされません。

それでもひねくれ者には墓地に置かれた時に、各対戦相手のライフを1点失わせる誘発型能力があります。

その為、他の役割・トークンに比べればまだマシなのは救いでしょう。

 

ただ対象を取るだけ。

それだけだったはずなのに、それが大きな意味を持つようになりました。

こういう評価の変化がカードゲームの結構面白いところですね。

ではでは!

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