ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

白蘭の幻影について考える

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今日はこちら。

 

モダンホライゾン3にて登場する特殊土地対策クリーチャー。

白2マナ2/2飛行、先制攻撃のスピリット・騎士で、

戦場に出たとき、基本でない土地最大1つを対象とし、それを破壊し、そのコントローラーはライブラリーから基本土地1枚を探し、戦場に出してもよい誘発型能力を持ちます。

 

想定される元ネタは白蘭の騎士

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白2マナ2/2先制攻撃の騎士で、戦場に出たとき、いずれかの対戦相手が自分より多くの土地をコントロールしていたなら、自分のライブラリーから平地1枚を探し、戦場に出せる誘発型能力を持ちます。

白蘭の幻影であれば探すのは自分ではなく相手ということになりますね。

 

2マナ2/2飛行、先制攻撃という非常に強力なスタッツに加え、強力な特殊地形対策効果を持っています。

2ターン目に出せるためトロンにも間に合い、単純に2色土地に撃つだけでも色が減らせるのでかなり使い勝手がよさそうです。

戦闘能力も高いため、メインから採用してもそれほど困ることはないでしょう。

 

モダンだけでなくレガシーでも活躍が狙えそうな1枚。

霊気の薬瓶から打ち消し不能白蘭の騎士が飛んでくる動きはかなり凶悪と言ってよさそう。

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デスタクにはまず試されそうです。

 

自分の土地に撃ち込むことも可能。

破壊不能土地やトロウケアの敷石に使えばマナ加速として使えます。

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まああまり狙う機会はなさそうですが…。

 

統率者ではそれほど劇的な効果は無さそうです。

むしろ劇的な効果が無いからこそちょうどいいとも言えます。

最も2/2の存在感があまり無いのでそれほど活躍しなさそうですが…。

 

さて白蘭の騎士には少し逸話があって、この嵐に向かって剣を伸ばしたアートは元々領土を滅ぼすものの為に描かれたものでした。

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土地を破壊する効果のために描かれたイラストが、奇しくも土地を探すクリーチャーとして生まれ変わったのはかなり面白いですね。

 

この領土を滅ぼすもののイラストには元々現在証明する咆哮で使われているアートが使われていました。

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逆に証明する咆哮には現在の領土を滅ぼすもののイラストが使われていましたが、それがあまりにもクリーチャーに見えたため、またナカティルにしてはあまりにも領土を滅ぼすもののサイズが大きすぎたため、イラストが入れ替わり現在の状態となっています。

 

ただそもそもこの証明する咆哮のイラストですが、元々は長毛のソクターの為に用意されたものでした。

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白赤緑のバニラ・クリーチャーとして作成されたそれは調整を続けるにつれどんどん巨大化していき、遂にはナカティルにしては大きくなりすぎてしまった為に、現在のビーストのアートが当てられました。

 

この長毛のソクターのアートは元々シーリアのエルフに使われる予定でした。

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そのシーリアのエルフのアートは元々ヴァレロンに仕える者に使われる予定のアートで…。

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ヴァレロンに仕える者がマナを出せるのは元々はエルフとしてデザインされていたからです。

そして人間・ドルイドだけでなく、騎士となっているのはアートのせいです。

ええそうです。

このヴァレロンに仕える者のアートこそ元々白蘭の騎士に使われていたアートだったのです。

 

2マナ2/2飛行、先制、メリット付きと聞くと強すぎる印象がありますが、スピリットなら飛行だし、騎士なら先制は納得できるの不思議。

ではでは!

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