ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

暴力的な突発について考える

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今日はこちら。

 

アラーラ再誕で登場した続唱呪文。

赤緑3マナ続唱のインスタントで、

自分のクリーチャーにターン終了時まで+1/+0修正を与える効果を持ちます。

 

続唱はアラーラ再誕で登場したメカニズムで、

続唱呪文(以下A)を唱えたとき、ライブラリーの一番上からマナ総量がAより低い土地でないカード(以下B)がめくれるまで追放していき、マナ総量がAより低いBをマナ・コストを支払うことなく唱えられ、これにより追放された残りのカードをすべてライブラリーの下に無作為の順番で戻します。

暴力的な突発であればそのマナ総量は3なので、ライブラリーからランダムなマナ総量が2以下の呪文を唱えられることになります。

マナ総量で二重にチェックを行う難解で煩雑な処理になっているのはどっかのペテン師のせいです。

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効果としては単純で、自軍全体のパワーを上げるいかにもコモンらしい効果です。

続唱の関係上めくれたカードの方が先に解決される為、速攻クリーチャーがめくれればさらなる火力アップが狙えます。

めくれ次第では非常に強力ですが、基本的にはリミテッド用カードですね。

イメージとしては遂行中が近いでしょうか。

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(全体強化+アドバンテージ)

 

まあそれだったらこんな話題になるはずもなく。

このカードの真価はマナ総量3の続唱呪文かつインスタントであるという点です。

これはこのカードのみが持つ特性で、相手ターン中に続唱を行うことができます。

 

続唱でめくられるのは各種待機呪文。

衝撃の足音は4/4のトークンを2体戦場に送り出し、死せる生は強力な除去を行いつつ大量展開を実現します。

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モダンを定義するカードの1枚である否定の力は自分のターンに唱えられる必殺技に対しては重い否認となる一方で、仕掛けている側はバックアップとして使えます。

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本来自分のコンボを通す為には使えない否定の力をうまく利用できるカードとして非常に評価の高かった1枚でした。

 

2024/3/11をもってモダンで禁止。

上記続唱衝撃や死せる生が台頭してきていることを受けた禁止改定であり、大方の予想通りといった感じでしょう。

これにより現在の青赤緑型の衝撃の足音デッキは姿を消すことになります。

 

では次はどのようなデッキが考えられるでしょう?

3マナの続唱には残り献身的な嘆願悪魔の戦慄、それにモダンホライゾン2にて登場した断片無き工作員がその対象となります。

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この内色が被っており、否定の力のコストとしても使える献身的な嘆願断片無き工作員を使った緑白青の続唱衝撃は今後注目のアーキタイプとなるでしょう。

 

一方の悪魔の戦慄くんは色が合わない、クリーチャーを対象に取らなければならない、そのターンには大抵殴れないので効果が無いと散々なため、今後も50円で取引されることになりそう。

元々黒を入れておきたい死せる生ならワンチャン…?と見せかけて別にどうせ4色なら緑白青黒でもいいのでやっぱり出番はなさそう…。

 

雷電支配を使用した青赤緑を想定している方もいました。

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これであればインスタントタイミングで衝撃の足音を唱えることができます。

…でもコレ断片無き工作員からめくれるんですけど…。

その時衝撃の足音を持っていなかったら…?

そもそも手札を2枚消費して衝撃の足音を唱えることになるので、やはり上の緑白青型が主流になるのではないでしょうか。

 

これでモダンホライゾン3で3マナインスタント続唱サイクルとか来たら笑う。

流石に無いよね…?ではでは!

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