ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

水蓮の花びらについて考える

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今日はこちら。

 

テンペストで登場したマナ・アーティファクト

0マナのアーティファクトで、

タップと自身を生け贄に捧げる事で、好きな色1色のマナ1点を加える事ができます。

 

Black Lotusの調整版。

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同じく使い捨てな上に、生成されるマナもわずか1点まで減ってしまいました。

マナ・バーンの廃止に伴い、現在では完全な下位互換となってしまっています。

 

アドバンテージ面での損失がひどく爆発力も低い為、一般的なミッドレンジ・デッキでの採用は稀。

一方でコンボ・デッキでは0マナのアーティファクトという事で使いやすいです。

 

当時のスタンダードでは歴代最強最悪のコンボデッキMoMaで採用。

トレイリアのアカデミーからの爆発的なマナ生成を支えました。

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1999年4月1日禁止入り。

また同年10月1日にはタイプ1で制限となり、フォーマットの名称がヴィンテージになった今も制限がかけられています。

 

一方同時にタイプ1.5でも禁止入りしたものの、レガシーに移行した際に解除され、現在の主戦場となっています。

特にストーム系のデッキで強力で、アド・ストームの中心的カードとなっている他、赤単プリズンなどでも活躍。

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1マナとはいえ色マナを生み出せるのはやはり強力ですね。

 

競技統率者でも活躍。

いち早く1マナ先にアクセスできるのが凶悪で、1ターンの差が大きい競技統率者では統率者に関係なく入っている事が多いです。

暗黒の儀式と比較した場合、増やせるマナ総量で劣るものの、火種が不要な点と、好きな色マナを選べる点が偉く、特に0→1ができる点が高評価です。

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まあ実際には1マナ浮かせた状態でむかつきを撃つ方が多いのですが…。

一方カジュアル統率者ではアドバンテージを失うのがかなり問題となるので入らない事が多いです。

 

高性能ながら初出がコモンな為パウパーで使用可能。

猿人の指導霊と共に赤系ストームの隆盛を支えました。

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その後も環境入りと相方の禁止を繰り返します。

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現在も使用可能ですが、相方は大抵投獄されました。

 

コモンながら昨今の統率者需要や再録がされなかった事で値段は現在2,000円を突破。

高額コモンの代表格となっています。

 

そんな水蓮の花びらですが、何と今日からWPN店舗で配布される事に。

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しかも新枠、エッチングFoilという事で、かなりかっこいいです。

テンペストにはFoilがなく、今まで手に入れようとすると2009年に完全限定生産されたFrom the Vault: Exiledかアモンケットのマスターピースしかなかったので、それらよりも遥かに手に入れやすそうです。

 

ただその配布方法は店舗によって異なり、例えばあの予約困難なシルバーウィークスタンダード参加者とか、あるいはやたら高い参加費(それでも十分ペイできる)のイベントとかに割り当てられていたり…。

枚数もかなり絞られてそうですし、できれば4枚揃えたいところですが…あぁ欲しい…欲しくて欲しくてたまらない…。

ショップに投げて欲しいカードを手に入れる為にも各地を回って…5枚…いや10枚…。

 

さて最後にフレーバーテキストをご紹介。

「考えてもみてよ」とハナは花びらをなでながらしみじみと言った。

「こんなに美しい花が、みにくい物欲を起こさせるなんてね」

…すみませんでした。ではでは!

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