今日はこちら。
基本セット2012で登場した対話拒否クリーチャー。
白2マナ2/2の人間・クレリックで、
自分のターン中対戦相手が呪文を唱えたり、アーティファクト、クリーチャー、エンチャントの能力を起動できなくさせる永続型能力を持っています。
戦闘能力は熊ですが、参加する事は非常に稀。
基本的にはゲームを終わらせるターンに登場し、コンボを通す間対戦相手の介入を封じる役割を担います。
本体が2マナと軽い為設置したターンにコンボを決めやすい点も強力。
クリーチャーなので除去されやすいものの、能力の特性上、除去を当てられるのは大抵次のターン以降。
決定力の高さから返しで除去される可能性が高いものの、運良く帰ってくれば再び高い妨害性能を発揮してくれます。
孤独の都に似た能力ですが、自分には影響を与えず、また自分のターン以外には影響を与えません。
その為対戦相手がコンボを決めようとした際に妨害する事も、多人数戦であれば別の対戦相手が妨害する事も可能。
まあ「堂々たる撤廃者いるからどうせお前のターン入ったら負けだしお前何とかしろ」って言われて妨害してくれない可能性もありますが…。
対戦相手のすべての行動を封じられる訳ではなく、例えば天上都市、大田原の魂力は数少ない対抗手段。
制限するのは戦場にあるクリーチャー、エンチャント、アーティファクトの起動型能力のみなのでフェアリーの忌み者のような手札誘発も妨害する事が可能です。
ちなみに土地やPWの起動型能力はコントローラーのターンでも使用可能ですが、後者はほとんど時の支配者、テフェリーのみ。
また土地もウルザの物語のようなクリーチャー、エンチャント、アーティファクトのいずれかである場合、マナすら生み出すことができません。
ガチ統率者ではある種の勝利宣言内蔵クリーチャーであると共に、カジュアル統率者でも除去やコンバット・トリックが無くなるので戦闘を有利に進めやすくなる優秀な1枚。
価格はお高めながら今回統率者マスターズでの再録が決まったので手に入れやすくなるかも。
