ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

息詰まる徴税について考える

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今日はこちら。

 

ラヴニカの献身で登場した強力なマナ加速。

対戦相手がカードを1枚引くたび、そのプレイヤーが(2)を支払わないなら、宝物1つを生成します。

 

通常ドローは最低でも毎ターン1回は行う為、対戦相手は毎ターン(2)の支払いか、コントローラーへの宝物1つの生成を要求されます。

積極的にドローを行うデッキであればこの選択を更に強要する事ができ、非常に強力

──と言いたい所ですが、このカード自体が4マナもするので仮に宝物を渡され続けても元が取れるのは基本4ターン後。

宝物である為使い切りですし、マナ加速したいのであれば色は違うものの迂回路のような単純なランパンの方が基本強力です。

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一応対戦相手に無理やりドローさせる事で強制的に誘発させる事は可能。

同パックに収録されていた有事の力と組み合わせて実質フリースペルのような動きもできました。

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しかし残念ながらトーナメントレベルでの採用はなく、カスレアの代表格としてスタンダードからローテーション落ちしました。

 

そんな息詰まる徴税ですが、ローテーション落ち前後からその価格が一気に高騰。

理由は統率者戦で、対戦相手が3人いる多人数戦では通常でも一巡で3個ずつ宝物が生成されます。

 

また対戦相手のライフが120点ある関係上ゲームが長引きやすく、デッキもランプやコントロールチックに。

通常よりもドローソースが多用される為、息詰まる徴税が誘発しやすくなります。

 

対戦相手に他の対戦相手がいるというのも大きいです。

例えば自分が毎ターン2マナずつ支払い宝物生成を止めているのに、他の対戦相手が宝物生成を許しながら展開していたりすると、自分だけ動きがかなり遅れる事になり、ゲームに敗北する事は明らかです。

要求されるマナが(2)と大きい事もあり、基本的には払わずに進行される事が多く、2順もすれば大量のマナが生まれる事に。

そうなると最早宝物を渡さない理由がなくなり、更に宝物が生まれやすくなります。

数ターン後にはあなたは莫大な富を手に入れている事でしょう。

 

一般的に統率者需要だけのカードって1人1枚なので全然価格は上がらないのですが、このカードがそれでも2000円台まで高騰したというのはそれだけ採用率が高い事を意味しています。

 

闇の森のコウモリが禁止されかかったのもこのカードが原因では?と言われています。

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20個湧けば勝つので例えばWheel of Fortuneなんかで瞬殺。

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対策カードとしては宝物の起動を封じる無のロッド系列、対戦相手の宝物を割るように恐喝してくる波止場の恐喝者等が挙げられます。

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今回統率者マスターズで神話レアとなって再録。

構築で見てた方はなぜ?と思う方も多そうですが、統率者であれば実際神話レア級に強いので、まあ妥当といえば妥当。

最近優遇されすぎて忘れていますが、白はずっと最弱色の地位を甘んじていたという事もあり、全然高いカードが無かったりします。

 

僕の統率者精神破壊者、ネクサルに入れられないのだけネック。

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今からでも赤に…いやWheel of Fortuneあるから駄目か。

ではでは!

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