ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

オークの弓使いについて考える

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今日はこちら。

 

指輪物語: 中つ国の伝承で登場する追加ドローに反応するシステム・クリーチャー。

黒2マナ1/1瞬速のオーク・射手で、

戦場に出た時と、対戦相手が通常ドロー以外でカードを1枚引くたび、任意の対象に1点ダメージを飛ばし、オーク動員1を行います。

 

オーク動員は今回登場する新しいメカニズムです。

ただその内容は灯争大戦で登場した動員とほぼ同じです。

オーク動員を行った際に、あなたは自分がコントロールしているクリーチャーの中に軍団を持つクリーチャーが含まれているかをチェックします。

通常軍団は動員によって生成されるクリーチャー・トークンの形で戦場に出ますが、クリーチャー・タイプの1つなので多相は軍団でもあります。

あなたが軍団をコントロールしていた場合、オーク動員は指定された個数の+1/+1カウンターをその上に置き、その後それはオークになります。

そうでなければその前に0/0のオーク・軍団・クリーチャー・トークンを生成し、その後その上に指定された個数の+1/+1カウンターを置きます。

 

このメカニズムの追加により既存の動員はゾンビ動員に再分類されます。

オーク動員の後にゾンビ動員をすれば、それはオークでもゾンビでもある軍団になります。

軍団が複数の種族を持つ事は何も不思議なことではありませんね。

 

まあそんなのは基本どうでも良くてこのカードは完全に壊れています。

このカードは2マナ1/1瞬速と一見貧弱なスタッツをしていますが、着地誘発の際にも能力が誘発する為、立ち消えにならない限り1/1を引き連れて戦場に出ます。

このトークン及び着地誘発の存在からこのカードは特にタフネス1のクリーチャーに対して滅法強く、攻撃宣言後に出す事で1/1クリーチャーを2体打ち取る事ができます。

敏捷なこそ泥、ラガバンはモダンを代表する非常に強力なクリーチャーですが、1点ダメージを飛ばせるレンと6番に対してはカード・アドバンテージを取られるという点では弱いとされています。

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このカードはラガバンに対しても非常に有効に働くでしょう。

ちなみにこのカード自身もタフネス1なので後出しガン有利です。

全員デッキに入れましょう。

 

追加ドローに反応する点も強力で、1枚毎に誘発する為大量ダメージを狙えます。

競技統率者であれば深淵への覗き込みは大体45枚程度引くことができます。

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撃てばほぼ勝ちなカードなのですが、スタックでオークの射手を出されると、撃ったプレイヤーは即死、盤面は壊滅、ある対戦相手のライフは20減少、戦場には40/40↑のトークンが生成され、残る対戦相手1人はブロッカーを立てる間もなく1パンされます。

 

統率者戦におけるこのカードの特徴として、原因を作ったプレイヤーと、被害を受けるプレイヤーがしばしば違うのは面白いところ。

時にはドロー呪文撃つからアレ焼いてくれない?なんて話も出てくるでしょう。

 

リミテコモンみたいな名前、クリーチャー・タイプ、スタッツから繰り出される圧倒的に凶悪な効果。

強力なドロー呪文はその価値を大幅に落とす事になりそう。

やっぱりむかつきしか勝たんのやなぁ…。

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ではでは!

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