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ファイレクシア: 完全なる統一で登場するファイレクシアン・ならず者。
2マナ2/1でブロックされず、非クリーチャー呪文を唱える度に油カウンターが1個乗り、プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に油カウンターを2つ取り除く事で次に唱えるインスタントやソーサリーをコピーします。
2マナで2点クロックを安定して与えられるのはかなり優秀。
反面タフネスは1ですが、ブロックされない為攻撃用と割り切れば除去が飛んでこない限り問題になりません。
非クリーチャー呪文を唱える度に油カウンターが1個乗ります。
唱えた時誘発なので実験的占いのような解決時に増殖を行う呪文であれば、油カウンターを増やす事ができます。
エンチャントやアーティファクトでも誘発しますが、後述する能力の為にも採用するのであればできるだけインスタントやソーサリーを多めに採用したいところ。
とはいえ油カウンターが乗る分には困らないので、誘発するに越した事はありません。
環境には非クリーチャー呪文として唱える英雄譚が活躍しているので、それらと組み合わせて油を補充していく動きもかなり強力そうです。
プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に油カウンターを2個取り除く事で、次に唱えるインスタントやソーサリーをコピーできます。
プレイヤーに戦闘ダメージという条件はブロックされない為簡単に達成できます。
またインスタントやソーサリーは非クリーチャー呪文なので油カウンターが再び乗り、1個しか補充されませんが増殖持ちであればむしろ増えます。
そうでなくてもコピーは単純にテンポやハンドアドバンテージとなる為かなり強力。
絶望招来をコピーできればそれだけでゲームを決定づけるのに十分な動きとなりそうです。
それほど特殊な動きをせずに、マナやライフの損失もなくアドバンテージを重ねていく事ができる強力なカード。
優秀な軽量インスタントやソーサリーの多い下環境ほど油が乗りやすく、活躍も期待できる為、今回の帳簿裂き枠と見てもいいかもしれません。
ネックとなりそうなのはプレイヤーに戦闘ダメージを与えない限り能力を誘発させられない点。
最低でも1ターン待つ必要があり、ダメージ解決前に除去られてしまうと何も残りません。
とはいえ元々が2マナのクリーチャーであり、そういった意味ではあまりテンポ損はしません。
同様に1ターン待つ必要があり、戦闘を行わないとアドバンテージを取れないカードである戦慄衆の秘儀術師は現在レガシーで禁止されてしまっている為、それほど問題にならないのかもしれません。
秘儀術師の場合は更に事前準備が容易なのですが、一方で呪文踊りは戦闘でまず死ななかったり、マナ総量2以上の呪文も簡単にコピーできるなど優位性も持っている為、かなり活躍してくれそうです。
説明を進めていく内にどう考えても高くなりそうという気になってきました。
1回回り始めると手がつけられなくなりそう…。
回り始めるまでが少し大変ですが、そのネックもそんなに問題じゃないような…。
数千円以上行きそう。ではでは！
