今日はこちら。
機械兵団の進軍で登場する剣サイクル最後の一本。
3マナ装備2で+2/+2修正とプロテクション(青と黒)を与え、装備クリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与える度、諜報2を行い、墓地からマナ総量2以下のインスタントやソーサリーをマナ・コストを支払う事なく唱えられます。
その後それが墓地に置かれるなら代わりに追放します。
諜報により未来を、墓地から唱える事で過去を参照する能力と、カード名が非常に合っています。
20年弱に渡って登場してきた剣サイクル最後の1本を締めるのにこれほど適した名前もないでしょう。
ただし過去と未来という名前はどちらも黒よりも青らしく、また友好色よりも敵対色らしい名前となってしまっている点は少し残念かもしれません。
プロテクションは除去の強い黒と、バウンスの強い青。
昨今では強力な死亡誘発や除去耐性を持つクリーチャーが多く存在する為バウンスが強力な除去となっています。
それらから身を守れるのは前よりも有効と言えるでしょう。
能力は諜報2と墓地からマナ総量2以下のインスタントやソーサリーを踏み倒す能力。
今では落葉樹となった諜報が元々青黒家のものだった事を考えればこの剣に最もふさわしい能力と言えるでしょう。
能力はどう見ても青ですが。
流石に諜報2だけでは寂しいのでやはり踏み倒しまで行いたい所。
その為にもマナ総量2以下の優秀なインスタントやソーサリーが多数採用できる下環境ほど強力な効果となりそうです。
特にモダン以下であればマナ総量0の強力な待機呪文が使えるので、それらを踏み倒して圧倒的なアドバンテージを得ていきたいです。
能力を最大限活かす為にはクリーチャー数を絞り、インスタントやソーサリーを大量に詰め込んだクロック・パーミッションが最適。
今ではモダンでも使用可能となっている石鍜治の神秘家と組み合わせて往年のCaw-Bladeのようなデッキが組み上がるかもしれません。
スタンダードでは青単が有力候補。
傲慢なジン等に装備してドロー呪文を使い回せばかなりのアドバンテージを得られます。
諜報で落としたカードであれば未認可霊柩車で追放されるタイミングは無く、除去に喉首狙いが多いのも環境的に追い風です。
構築にかなり制限がかかる為デッキをかなり選ぶ事になりそうですが、その分専用に特化されたデッキであれば性能は抜群。
統率者では採用が難しく、石鍛治の神秘家と組み合わさるだけであれば採用枚数も1枚ずつなので高騰しなさそうですが果たして。
ではでは!