今日はこちら。
兄弟戦争で登場した黒2マナ2/2の影。
対戦相手のクリーチャーが死亡するなら代わりに追放する永続型能力と、不特定マナ1マナでターン終了時まで+1/+1の修正を受ける起動型能力を持っています。
永続型能力は対戦相手のクリーチャーの死亡誘発を封じるのに有用。
しつこい負け犬や敬虔な新米、デニックのような墓地からリソースを生み出すクリーチャーにも有効で、特に前者に関しては墓地から奇襲で唱えても1ドローできなくなるので相手からすれば非常に厄介なクリーチャーとなります。
起動型能力が超強力。
不特定マナ1マナでいい為単色でなくても使いやすく、本体の色拘束の薄さもあってかなり強力に使う事ができます。
本体のサイズも2マナ2/2と素のスタッツでマナ相応となっている為、マナがなくても強力。
展開前に攻撃する事でブロックも難しくでき、非常に強力なプレッシャーを押し付ける事ができます。
凍てつく影や屍肉蟻といった元祖バンプアップクリーチャーと比較すると隔世の感を感じます。
リミテッドでは無類の強さを発揮します。
強力なメカニズム、蘇生を止める為環境柄永続型能力が強力ながら、そもそも起動型能力が強力すぎてこれ1枚でゲームを決められる環境屈指のボムとなっています。
パイオニアでも早速活躍。
環境最有力候補ラクドス・ミッドレンジに採用され、特に緑単信心の老樹林のトロールに対して非常に強力な1枚となっています。
注意点として例えばゲトの裏切り者、カリタスをコントロールしていた場合、影響を受ける対戦相手がどちらの能力で追放されるかを選びます。
通常は苦難の影によって追放されるのを選ぶ為、ゾンビ生成が行われず、アンチシナジーとなってしまっています。
またサイズはかなり優秀なものの致命的な一押しには無力なので、そこも一応マイナスといったところでしょうか。
もっとも2マナのカードが1マナのカードにやられただけなので、それほどテンポの面では損していません。
2マナと軽いものの、放置されればフィニッシャーになりうる、今回のパックにおいてもかなり強力な1枚です。
今後モダンやレガシーなどで見るようになる可能性も…?
ではでは!